3次元の建物モデルを取り込むと、風が建物の周囲をどのように流れ、光や熱がどのように伝わるのかをシミュレーションできるBIM対応熱流体解析ツールも同時に導入。風の流れを可視化したデータに基づいて検証しようという意識が生まれ、結果として同社の設計に対する信頼度が向上した。
以前使用していた2次元CADでも簡易的な3次元表現は可能ではあったが、窓の位置や大きさを少し変えるだけでも外壁全体を作り替えなければならず、作業が非常に面倒だった。
しかし、BIMツールを導入したことにより、検証と設計の連携がスムーズになり、検証データに基づいて建物の性能を証明することで、周辺環境への影響に対する説明の説得力向上も図ることができた。