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BIM/CIMレンダリング性能、秒差を比較
建築・土木分野における設計・施工プロセスにおいて、BIMやCIMは不可欠な存在となっています。特に完成イメージを具体的に表現するレンダリング作業は、プロジェクトの意思決定や関係者間のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たします。
このレンダリング作業の速度と品質を大きく左右する要素の一つが「グラフィックボード(GPU)の性能」です。近年、リアルタイムレイトレーシングなどの高度な技術を搭載したプロフェッショナル向けGPUは、BIM/CIMレンダリングの効率を飛躍的に向上させています。
本記事では、プロフェッショナル向けのNVIDIA RTXシリーズから、RTX A400とRTX A1000という二つのGPUに焦点を当て、BIM・CIMレンダリングにおける性能差を検証します。
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RTX A400は、そのコストパフォーマンスの高さから幅広いプロフェッショナルユーザーに支持されています。
一方、RTX A1000は上位のスペックを備え、より複雑なシーンや高解像度レンダリングにおいて高いパフォーマンスを発揮することが期待されます。
グラフィックスボード | NVIDIA RTX A400 | NVIDIA RTX A1000 |
---|---|---|
CUDAコア数 | 768 | 2,304 |
Tensorコア数 | 24 | 72 |
RTコア数 | 6 | 18 |
GPUメモリー | 4GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
メモリー帯域幅 | 96GB / s | 192GB / s |
FP32性能 | 2.7TFLOPS | 6.74TFLOPS |
消費電力 | 50W | 50W |
本検証では、HP Z2 SFF G9 Workstationをベースマシンとして使用します。グラフィックスボード以外の主要なハードウェア構成は表1のとおりです。
プロセッサー | Intel Core i7-14700K 3.4GHz 最大5.6GHz Preformance-cores 12個(基本3.4GHz/最大5.5GHz) Efficient-cores 8個(基本2.5GHz/最大4.3GHz) 20コア/スレッド数28 |
---|---|
ハードドライブ | SSD(NVMe)+HDD(SATA) |
キャッシュメモリー | 33MB |
RAM | 64GB |
最大仮想メモリー | 196,608MB |
OS | Windows 11 Pro |
使用データ
レンダリング設定
RTX A400 | RTX A1000 |
---|---|
14.8秒 | 11.7秒 |
Revit 2025でのレンダリングにおいては、RTX A1000がRTX A400と比較して約3秒の差が見られました。この程度の差であれば、実務作業において、大きなボトルネックにはならないと考えられます。
使用データ
レンダリング設定
RTX A400 | RTX A1000 |
---|---|
4.7秒 | 2.7秒 |
Infraworks 2025でのレンダリングにおいて、RTX A1000はRTX A400に対して約2.0秒の高速化を実現しました。Revit 2025の検証結果と比較すると、Infraworks 2025ではより明確な性能差が見られました。
特に、広範囲の地形データや複数の地理空間情報を扱う場合、RTX A1000の持つ処理能力がレンダリング時間の短縮に貢献する可能性があります。わずか数秒の差ではありますが、プレビューの繰り返しや複数のアングルでのレンダリングを考慮すると、作業効率の向上につながると考えられます。
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RTX A1000/RTX A400 パフォーマンス比較 BIM・CIM
主な内容
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