クラウドで設計環境革新!CATIA V5×3DEXPERIENCE Cloud Services
Cloud Services(IFW-OC+CSV-OC+UE5-OC)
3DEXPERIENCE Platformを基盤としたCloud Servicesは、設計データ管理、セキュアな協調作業および効率的なエンジニアリングプロセスを実現するクラウドソリューションです(注1)。CATIA V5データを一元管理し、版管理や関連性の管理などにより検索や追跡が容易になります。さらにアクセス権限の管理機能により、プロジェクトや部門ごとにユーザーの閲覧・編集権限を制御でき、排他制御の機能などと合わせデータの保護と作業の正確性を両立します。CATIA V5との緊密な連携により設計環境を拡張し、製品開発ライフサイクル全体の効率を向上することが可能です。
- (注1)IFW-OC+CSV-OCはPCS-OCと同等の機能を有しています。
3DSwymer(IFW-OC)
3DSwymerは、クラウドベースのコラボレーション環境です。チームや関係者が製品設計データや関連情報をリアルタイムに共有・レビュー・議論するための機能を提供します。3DSwymerは、3DEXPERIENCE Platformに接続して、Cloud Servicesを利用するために必須の構成です。
3DDashboard | 3DEXPERIENCEのポータルサイト。ユーザーごとに必要な情報や機能をウィジェットで配置 |
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3DSwym | コラボレーションツール。コミュニティを作成してメンバー間で情報やアイデアを共有したり、他のユーザーとチャットや通話、画面共有したりすることが可能 |
3DDrive | ファイルを保存するクラウドストレージ。閲覧・編集権限を制御しつつ、共有の外部ストレージとして各種データをメンバー内で共有可能 |
3DPlay | プレビューツール。3D CADが動作しないパソコンでも、Webブラウザー上で3Dデータのビューイングが可能。CADデータ以外にもPDFやMicrosoft Office文書など多くの形式に対応 |
3DPlay:ビューアー
3DDrive:共有ストレージ
Collaborative Industry Innovator(CSV-OC)
単なるデータ保管庫ではなく、製品開発に関わる全ての関係者がリアルタイムに連携し、安全な環境下で製品データのライフサイクルを体系的に管理するための基盤となる環境です。
3DSpace | プロジェクトや設計データなどを一元管理するスペース。アクセス制御、リビジョン管理なども可能 |
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Collaborative Tasks | タスクの作成と割り当て、管理をするツール。ドキュメントや成果物を添付し、タスクの進捗状況を追跡 |
Collaborative Lifecycle | コンテンツのライフサイクル管理。リビジョンや完成度の管理などを行う |
Relations | 参照関係を可視化します。部品とアセンブリの関係などを明瞭に可視化します |
3D Markup | 3Dビューを表示し、注釈レビューの作成や測定、セクション表示などプロダクトのレビューが可能 |
Compare | 比較ツール。二つのコンテンツを比較して構造、メタデータ、3D形状の違いを視覚的に確認 |
Collaborative Lifecycle:ワークフロー、ライフサイクル管理
Compare:CADデータ比較
Relations:参照関係の可視化
Collaborative Desginer for CATIA V5(UE5-OC)
Collaborative Designer for CATIA V5は、CATIA V5を3DEXPERIENCE Platfromに接続し、クラウドベースのコラボレーションとデータ管理機能をCATIA V5ユーザーに提供するコネクターです。CATIA V5の使い慣れた環境を維持しながら、3DEXPERIENCE Platfromの強力な機能を利用できるようになります。
CATIA V5にアドオン
アドオンすることでCATIA V5から直接3DEXPERIENCE Platformに接続ができ、各種属性情報から容易にデータの検索が可能です。
排他制御
クラウド上でCADデータを管理する際に、データの安全性を確保し、複数のメンバーがスムーズに共同作業を行うための仕組みです。
ファイルのロック機能によってデータの矛盾を防ぎ、リビジョン管理機能により変更履歴を記録します。
版管理
「どれが最新版の図面か分からない」「過去のデータを使いたい」といった経験はありませんか?
3DEXPERIENCE Platformに保存されている設計データには、「いつ、誰が、何を変更したか」といった版数情報(リビジョン)が記録されます。設計データの変更履歴を正確に追跡することによるトレーサビリティの向上や、無駄なデータ作成作業の削減に役立ちます。