CATIA V5
3次元CADソフトを導入し、外注費用を削減。試作期間も短縮して競争力を強化
日本ベローズ工業株式会社
独自のベローズ管を国内メーカーに納品している日本ベローズ工業株式会社は3次元CADソフト「CATIA V5」を導入することで外注費を削減しながら、部品を短期間で試作できるようになった。見積りの提出がスピードアップするなど競争力を大幅に強化している。
粘土細工感覚で扱える3次元CADを使いオリジナルデザインの金型を製造・販売ペットボトル事業で新規顧客を開拓
東洋ガラス機械株式会社
ガラス容器やプラスチック容器の金型を製造している東洋ガラス機械株式会社は、新規事業のメインツールとして直感的に操作ができる3次元CAD『CATIA V5』を導入。これにより、オリジナルデザインによるペットボトルのサンプルを短期間で製造できるようになり、提案型の営業スタイルによる顧客開拓を目指している。既に多くの企業や団体から、ユニークな形状のペットボトルを製造したいという問い合わせが寄せられている。3次元CADの活用が同社の新規事業を支える原動力となり、営業活動の強化に直結している。
3種類のCADを使い分けてきた設計業務に1システムで対応。設計・試作効率の大幅向上を目指す
株式会社アムズデザイン
スズキ(シーバス)用のプラスチックルアー市場のシェアナンバーワンを誇る株式会社アムズデザイン。同社の設計業務はこれまで、3種類のCADシステムを工程別に使い分ける形で行われてきた。それは試作品のテスト結果を設計へとフィードバックするプロセスを煩雑にすると共に、システム間のデータ受け渡し時のエラー発生につながっていた。この課題を乗り越えるべく、一つの3次元CADによって全設計フローを一気通貫する環境を構築。商品開発のさらなるスピードアップに向けた取り組みが続く。
粘土細工のような直感的操作でデザイナーのイメージを具現化するハイエンド3次元CADを効果的に活用
有限会社モノリス
粘土細工のように自由にカタチを変えながら、デザイナーの頭の中のイメージを直感的に3次元形状にできる点を高く評価する同社は、マスコットキャラクターのような複雑な形状のものをデザインする際に同システムを活用する。それはストレスのない快適な作業を実現するとともに、以前よりも工数が減ったことで納期短縮化にもつながっている。
風洞試験のエキスパートが手掛ける独自の特殊技術を生かしたグローバルな事業展開に欠かせない3次元CAD
東京流研株式会社
航空機や高層ビルなどを造る際には、風の抵抗を抑制する研究のために、人工的に空気の流れを発生させ、実際の流れを再現・観測する”風洞試験”が必要不可欠である。東京流研株式会社は、その風洞試験用精密モデルの設計・製作と開発支援を手掛けるベンチャー企業だ。同社の光造形を利用した特殊モデルは、アメリカのNASAにも高く評価されており、文字通り世界を股にかけたビジネスを展開している。このビジネスを可能にしているのが、海外出張先でも国内と同様の仕事を可能にするハイエンド3次元CAD「CATIA V5」の活用だった。
金型設計の専門性と豊富なCAD経験を生かし、デザイン・ビジュアライゼーション分野に進出。より付加価値の高い事業フェーズへ
ダイエンジニアリング株式会社
創業以来30有余年にわたり、愛知県安城市で金型設計を手がけてきたダイエンジニアリング株式会社。1989年には2次元CAD設計を、2000年には3次元CAD設計を開始するなど、積極的にCADの活用に取り組んで、品質向上と業務効率化に役立てている。2002年には『CATIA V5』を導入、3次元設計のノウハウを深耕し、今日ではモデリングからNCデータ作成、デザインビジュアライゼーションまで事業領域を拡大。本業である金型設計の需要減少をカバーし、事業発展のフェーズに転換しつつある。
若い設計者たちが原動力となり産業用ロボットの3次元設計に挑戦データ活用が全社規模に拡大
トライエンジニアリング株式会社
トライエンジニアリング株式会社は1974年に設立された、ロボットヘミングシステム(RHS)のパイオニア企業だ。自動車のドアなどを折り込むときに使われるローラー式ヘミングシステムでは、国内で95%という圧倒的シェアを誇り、海外の自動車メーカーにも数多く納入されている。同社では、3次元CAD『CATIA V5』や産業用ロボットシミュレーションシステム『DELMIA IGRIP』をいち早く導入し、3次元設計にも業界の先頭を切って本格的に取り組んでいる。若い社員のチャレンジ精神が原動力となり、3次元データの活用が製造部門などにも広がりつつある。
手作業から3次元CADに転換。納期の大幅短縮と精度向上を実現し新たな事業展開で売上拡大を目指す
株式会社ホクサン
株式会社ホクサンは、自動車のバンパー部等に取り付けるエアロパーツの製造を得意とするプラスチック加工の企業だ。同社は2006年までマスターモデル成形を手作業で行っていたが、取引先メーカーからの要請で3次元CADを導入。短期間で3次元CAD操作に習熟し、リードタイム短縮とコスト削減、製品の精度向上など多くの効果を上げている。さらに大手自動車メーカーのOEM製造だけではなく、自社ブランド”H-STYLE”の製造販売にも着手。同社の主要な売上を担うまでに事業拡大した。新システム導入をきっかけに、さらなる設備投資など積極的な経営戦略を描き始めている。
CATIA V5を利用した設計、干渉チェックで開発工数を削減。高品質で効率的な設計環境の構築を実現
株式会社オチアイネクサス
株式会社オチアイネクサスでは、これまで取引先との設計情報のやり取りはを2次元CADを中心に行ってきたが、ビジネス環境の変化にともない3次元CAD 中心に移行してきた。 高品質で効率的な3次元設計環境を目指し、CATIA V5を導入。トータルでみた開発工数の大幅な削減を実現している。また、設計の初期段階における関係者間の検討の際に、ノートPC等で直接3次元データを見ながら打ち合わせができるため、生産性の向上・コストダウンにもつながっている。