建築BIM加速化事業対象

MFTools 2.1 機能強化

正確な品質管理を実現するために、管理者が必要な情報を前もって持つための機能強化(新機能追加含む)がされています。

パラメーター更新ツール

Revitの各オブジェクトに、施工で必要となるパラメーター値をカテゴリーごとに更新するための機能を追加しています。

例:杭打設の順序をパラメーターで管理したい場合に、スプラインで打設順序をなぞることで連番でパラメーターが入力されます。杭の数が増えれば増えるほど大変な作業を効率的に処理します。

モデルカラーマネジメント

BIMモデルをどのようにチェックするかという長年の課題解決のための機能です。BIMモデルのパラメーター値の正当性をチェックしやすくするために、さまざまなカテゴリーごとのパラメーター値でオブジェクトを色分けできるツールです。

例:壁タイプや構造ファミリなどで色分けし、モデルチェックに利用すると便利。

内装壁の例

Revitでは壁符号で壁のタイプを分類しているのでその情報を利用して色分けします。ボタン一つで切り替えられるので、元々のBIMモデル自体を編集しているわけではありません。3Dビューをより効果的に利用して複数種類の壁が混在している場合でも、容易に視覚的チェックができるようになります。

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柱・梁配筋の例

配筋モデルの鉄筋種類別(径・重量など)に色分けできます。日常的な管理業務はもちろん、配筋検査などでも便利な機能です。

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型枠作成

型枠の面積を拾う機能です。ただし、大面・小面(出隅・入隅部分の寸法調整)には対応していません。躯体面に合わせて型枠を生成し、その面積を集計する仕組みとなっています。生成後はRevit標準機能の集計表を利用して面積を拾えます。

基礎型枠の例

部位ごとに型枠の種類を色分けして生成できます。パラメーター値に、型枠用合板の種類(普通型枠・打放し型枠など)を入力すると、型枠の種類をシミュレーションすることもできるようになります。躯体モデルを非表示にすると型枠だけの表示となり、コンクリート打設前の型枠工事仕上がりの様子も3Dビューで確認できます。型枠生成ができたら、Revitの標準機能で数量を算出できるので、型枠数量を把握して工程管理の参考としながら、理想的な施工管理を実行するための情報として利用できます。

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外部足場計画の機能強化

足場ファミリロード機能と足場モデル生成時のインジケーターを追加しています。

外部足場面に3D文字でナンバリングできる機能を加えました。3Dビューでも対称面の番号が確認できるので、編集作業がスムーズになっています。

昇降階段も足場最上段まで自動で配置できるようになりました。

足場資材数量は、面ごと、段数ごとで数量を拾えるようになりました。面ごとで足場平米数、重量も出力できます。今後、メッシュシート数量も機能強化対応予定です。

外部足場機能更新

既存機能に加え、足場ファミリのロードを事前にできる機能と足場モデル生成がどれくらい進んでいるか分かるようなインジケーターを加えています。足場の対象面を分かりやすくするために、3D文字でナンバリングできる機能も追加して操作性を向上させています。

今までは、一つ一つ編集していた昇降階段の設置も縦方向に一気に設置できるようになりました。足場資材の数量も全数以外に面と階数を指定しての算出や面ごとの平米数(立面状の平米数)と重量も集計できるようになり、仮設工事で把握しておくべき数量情報の算出に対応しています。

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