SolidCAM ユーザー事例
株式会社トップス
総合的にCADデータ受け取りから加工完了までの時間は、受注単位で平均2日の納期短縮が可能に
本当の意味のCAD一体のCAMで問題解決
導入前は、設計のデータを受け取ってから、加工するまでに思わぬ問題がありました。既存のCAD/CAMは、CADは設計と同じSolidWorksだったが、CAMは裏でIGESで受け渡しをするCAMであったために、かなりの頻度で面情報がうまくCAMへ渡りませんでした。この修正に半日も掛かることがたびたび起こる状況で、システムの変更を検討されました。
今回、SolidWorks完全アドインして動作するSolidCAMへCAMのみを変更し、この問題を解決されました。
加工時間の短縮にも成功
加工ワークがトラックやトラクターなど外装パーツのため、門型マシニングセンターで加工しています。対象ワークが大物になり、リトラクトなどの回避動作も、大きな時間のロスにつながります。
今回導入されたSolidCAMのお陰で、干渉物に対して最低限の量までしか逃げないことで、回避動作と進入動作を最低限にとどめられるようになりました。さらに今まで困難だった、加工範囲の設定が容易になり、最低限の部分加工が可能になりました。品質的にも今まで苦労して加工後に磨いていた部分も、不要になりました。
導入効果
導入前 | 導入後 | |
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モデル修正におけるロス | 半日 | 0 |
加工時間(参考ワークにて) | 3日半 | 2日半 |
計算時間(参考ワークにて) | 30分 | 5分(仕上げ加工のみの比較) |
手作業の削減(モデルによって必要) | 1時間 | 手作業が不要に |
長野県A社
約80%短縮という飛躍的な加工時間の短縮に成功、エコ加工を実現
iMaciningで、飛躍的な効率アップ
A社は、数年前にSolidCAMを導入し、受託部品を加工しています。その中で、シリコン含有のアルミ素材へ、スクロール形状の溝加工をする際に、毎回苦労していました。アルミにシリコン含有のため、非常に硬く粘りも有り、削り難い素材のためだと言うことです。
それはCAMの問題ではなく、自社マシニングセンターの剛性の限界だと感じていました。そんな中、SolidCAMのオプション機能のiMaciningの販売開始の情報を得て、iMaciningでのテスト加工の実施をしたところ、驚くべき加工結果が出ました。
使用機械 | ブラザー製 TC-22B-O |
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使用工具 | 岡崎精工製 超鋼 8mmエンドミル(刃長8mmのため、8mm単位で加工実施) |
使用材料 | AHS-1(シリコン10%含有) |
回転数 | 14,000 |
切削送り | F1600~F3000 |
加工深さ | 8.4mm |
さらなる効果も得られた
加工時間の短縮以外にも、以外にも工具寿命が延長・工作機の振動が軽減することが分かりました。既存の加工方法だと、1ワークごとに刃物の交換が必要であったが、この加工における刃物交換はワーク3個までに延びたことになりました。工具の購入費用も抑えることにも成功しました。
導入効果
導入前 | 導入後 | |
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加工時間の短縮 | 3時間 | 37分(約80%の短縮) |
刃物寿命(参考ワークにて) | 3倍へ延長 |
iMaciningは、最少と最大の接触角度をゆっくり変化させ、自由度のあるツールパスを楽しめます。この自在性は他社のシステムではできません。iMachiningでは加工するエリアを大半シングルモーフィングスパイラルで作成します。他社製は通常の円弧の形が連続的にスパイラルになるだけです。iMachiningは他社のシステムより多くの部分で、連続するスパイラルツールパスを使うことができます。