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等流の計算 Ver.7がリリース
FORUM8新製品情報2021年6月:水工スイート バンドル製品
建設省河川砂防技術基準(案)同解説-調査編で定義された、レベル1、1a、2、2a、3の平均流速公式、またはクッターによる平均流速公式を用いて等流の計算を行います。また、限界水位、限界流速、限界勾配の算出も可能です。断面形状は、閉断面(円形、幌型、馬蹄形など)、開断面(河川断面、任意形状など)共にサポートしています。
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等流の計算 Ver.7.0.0 改定内容
- 複数の計算範囲に対応
- 閉断面のレベル1a平均流速公式対応
プログラムの機能と特長
基本条件
- 水位から流量、流量から水位、フルード数、限界水深、限界流速、限界勾配を算出します。
- 水理特性曲線、流下能力関連のグラフを作成します。
- 土砂混入率を考慮した等流計算を行います。
- 余裕高の計算および照査機能(余裕高照査、流速照査、流れの安定性照査、流量比率の照査)が可能です。
- 等流計算条件の一括入力機能が可能です。
平均流速公式
平均流速公式を選択します。断面形状に応じて、選択可能な平均流速公式が異なります。
平均流速公式
入力寸法値の追加や入力制限の緩和を行い、以下の断面形状の定義を可能にしました。
エネルギー補正係数
フルード数の算出で使用するエネルギー補正係数を指定します。
フルード数算出時の水深
フルード数および限界勾配の算出式において、水深の算出方法を選択します。
流れの面積÷水面幅 | 水深h = 流れの面積A / 水面幅Bとして計算します。 |
---|---|
井田による合成径深Rc | 水深h = 井田による合成径深Rcとして計算します。 |
建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編P119の限界水深算出式を参考としたものです。
粗度係数、境界混合係数
粗度係数
粗度係数の入力は、基本条件で選択した平均流速公式により異なります。平均流速公式が区間ごとの粗度係数を使用する場合は、区間ごとに粗度係数を入力します。任意形状では、線分ごとに粗度係数を指定することも可能です。これにより区間内(または単断面内)で複数の粗度係数が定義された場合は、その区間(単断面)の粗度係数は合成粗度係数で計算されます。任意形状の粗度係数を0.0とした線分は、区間の粗度係数が使用されます。
境界混合係数
平均流速公式レベル3で分割断面境界に作用するせん断力τ'jiを求めるために使用する境界混合係数fを指定します。入力は、区間の右側の境界混合係数となります。例えば区間1の行で入力した境界混合係数は、区間1と区間2の境界の値となります。
樹木群
平均流速公式レベル3のとき指定します。樹木群は区間の全範囲を占め、側面は鉛直面、上面は水平面で定義されます。ここでは樹木群の高さと、樹木群側面の樹木群境界混合係数fの値を指定します。この境界混合係数fは、樹木群境界に作用するせん断力τの算出に使用されます。
樹木群は以下の手順で定義します。
作成する
チェックを入れた場合、水理特性曲線を作成します。
満流水位(標高)(m)
満流時の水位を指定します。閉断面の場合は自動設定されるため入力は不要となります。
分割数
水理特性曲線の分割数を入力します。
縦断勾配
水理特性曲線の縦断勾配を入力します。
水没時と非水没時
樹木群が水没したとき(樹木群上面が水位未満のとき)と、水没しないときで使用するfの値を変更することができます。
範囲高
樹木群の高さ方向で境界混合係数を変化させることが可能です。範囲高は樹木群上端を原点として下側に向かう高さです。最後の行のf値は範囲を指定する必要はありません。(残りの下側全範囲となります。)樹木群側面のf値が一つの場合は指定する必要はありません。(側面の全範囲となります。)
計算条件
断面の下表の計算条件を設定します。条件設定後は「簡易結果表示」ボタンをクリックすることで、結果または計算に関するエラー情報などを参照することが可能です。
詳細結果はメイン画面の「計算確認」ボタンで表示される結果画面のタブ「各断面の結果」に表示されます。
計算の種類 | 設定内容 | 簡易結果で表示される値 |
---|---|---|
限界水位/流速/勾配の算出 | 名称、流量 | 限界水位、限界流速、限界勾配 |
水位から流量の算出 | 名称、勾配、水位指定、水位 | 流量 |
流量から水位の算出 | 名称、勾配、流量 | 水位 |
水位指定機能
「水位から流量の算出」時に「水位指定」により水位を指定することが可能です。「水位指定」では、水位を「任意指定」、「8割水深」、「9割水深」、「満流」から選択します。水位を「任意指定」としたときのみ、「水位」の入力が可能となります。開断面の満流水位は、断面の高さ範囲で水位の定義が可能な最も高い位置となります。8割水深、9割水深は、断面下端を0割水深、満流水位を10割水深として算出した水深となります。
流下能力
流下能力を計算します。指定した水位、勾配から、各測点の流量を算出します。各断面で定義した平均流速公式が使用されます。詳細結果はメイン画面の「計算確認」ボタンで表示される結果画面のタブ「流下能力」に表示されます。
適用基準および参考文献
参考文献
- 建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編 山海堂 平成19年7月改訂版 建設省河川局監修
- 農林水産省農村振興局、土地改良事業計画設計基準 設計「水路工」基準書・技術書 平成26年3月
製品価格
等流の計算 Ver.7 | 68,000円(税別) |
---|
フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。
等流の計算 Ver.7 | 27,200円(税別) |
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サブスクリプション価格
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
等流の計算 Ver.7 | 無償 | 27,200円(税別) |
等流の計算 Ver.7 フローティング | 38,080円(税別) |
サポート内容
- バージョンアップ無償提供
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