トラス梁の圧縮側弦材の面外座屈長さについて教えてください

図1に示すトラス梁の圧縮側弦材の座屈耐力を計算する際の面外座屈長さは、どのように考えたらよいのですか。また、座屈を拘束する補剛材の必要強度、剛性はどのように計算したらよいのですか。

耐震診断を行う古い建物は、図1に示す外周部にしか屋根ブレースが配置されていない建物が見受けられます。破線で示すように全てのフレームが同じ方向に座屈する場合を想定したとき、横補剛および屋根ブレースの必要強度、剛性はどのように検討すればよいのですか。

『鋼構造塑性設計指針』では、横補剛材の必要強度と必要剛性について、それぞれF=0.02C以上の強度を有し、k≧5.0C / LB(C=σ・YA / 2)の剛性を確保することが必要となっています。

図1の場合、横補剛材の必要強度はF=0.02C×7 / 2以上の圧縮・引張力に対する強度が必要になるのですか。また、剛性はブレースの水平変形分を考慮するとどのようになるのですか。

建築技術:2014年12月号より

図1:外周部のみに屋根ブレースが配置されたトラス梁の鉄骨造

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監修:藤井衛(元東海大学教授)
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東松島市立宮野森小学校/栗原憲昭(盛総合設計)・工藤和美+堀場弘(シーラカンスK&H)、新豊洲ブリリアランニングスタジアム/E.P.A環境変換装置建築研究所