With/Afterコロナ時代に求められるIT機器について ~オフィスに求められる管理機能・サービス~

コロナ禍になり、出社が当たり前であった生活から、テレワークと出社併用の生活スタイルに移行してきている。テレワークと出社併用が容認されている企業での困りごととして耳にするのが「プリンターの管理」についてだ。会社に常時いるのが当たり前ではなくなった現在、「遠隔地からでもプリンターの状況を事前に正確に把握したい」「トラブル時に迅速かつ的確に対応したい」という需要が増えてきている。

上記のような需要もあり、近年各メーカーはクラウドを活用したプリンターの管理機能・サービス開発に力を入れている。例えば「プリンターの稼働情報やエラー状況の見える化」や「メーカー側でプリンター状況を把握し、迅速なアフターサービスにつなげる」などだ。

オフィスに求められる管理機能・サービスの拡充に注力しているセイコーエプソン株式会社に大判プリンターのクラウドサービス「Epson Cloud Solution PORT」について聞いてみた。

Epson Cloud Solution PORTとは

エプソンでは、2020年にEpson Cloud Solution PORTを発表/サービスインしました。当サービスは、エプソンの大判インクジェットプリンターを利用していただいているお客様のさまざまな困りごとを解決するためのクラウドサービスです。プリントの生産現場を支えるエプソンプリンターとエプソン社がIoTでつながることで、稼働情報やエラー状況を「見える化」し、お客様の生産最大化をサポートします。

近年テレワーク実施率が高まり、会社に常時いることが当たり前ではなくなりました。「業務効率化のため、遠隔地からプリンターの状況を事前に正確に把握したい」「トラブル時に迅速かつ的確に対応したい」という需要が高まってきています。それらの需要に対しEpson Cloud Solution PORTで貢献ができると考え、お客様へのご提案を強化しています。

Epson Cloud Solution PORT機能4点

Epson Cloud Solution PORTの概要としては、次が上げられます。

  1. プリンター稼働状況の「見える化」
  2. 独創のカラーマネジメント技術で色合わせ業務を効率化(有償)
  3. 生産工程を一元管理し、お客様の生産を最大化(有償)
  4. 遠隔サービスでお客様を見守り、快適な使用環境の提供

中でも前述のお客様課題は、1と4の機能で解決できると考えています。

1.把握するための「プロダクションモニター」

プロダクションモニターでは、所有する全機器の稼働状況が一目で確認できます。そのため、本社機能を持つセンターオフィスでの「機器稼働状況把握」や「運用のコントロール・サポート」にご活用いただけます。UI(ユーザーインターフェイス)は直感的に分かるようにしました。

  • プロダクションモニター

稼働レポート機能では、任意期間のプリンター稼働実績の閲覧が可能です。日々の生産状況を分析し、機種別の印刷量の偏り改善やプリンター待機時間の削減などの生産効率化・最大化にお役立ていただけます。また、消耗品のランニングコスト算出も可能です。

機種別の「稼働レポート」表示イメージ

4.遠隔サービスでお客様を見守り、快適な使用環境の提供

Epson Cloud Solution PORTに接続されたプリンターの状況をエプソンが遠隔で確認することで、正確かつ迅速な故障診断が可能になり、トラブルまでのダウンタイムを短縮します。

さらに、SC-T7750Dなどの「エラーお知らせサービス」対象機種(注1)であれば、エプソンから電話でエラーをお知らせし、エラー解決までサポートします。

エラーお知らせサービスのイメージ

  • * エラーお知らせサービスは無償です。
  • * エプソン側で、故障の可能性があるエラー発生を検知した場合に連絡します。
  • * エラーお知らせサービスにて修理手配を行った場合、保守契約未加入のお客様の修理対応は有償となります。保守契約ご加入のお客様は契約内容に準じます。
  • (注1)対象機種:SC-T7750D、SC-P8550D(2022年5月20日現在)。今後順次拡大予定。

これら機能を活用いただき、今後もお客様に安心して業務に取り組んでもらえるようまい進していきます。順次対応機種・サービスも拡充を予定していますので、乞うご期待ください。

多くの企業でこれからのオフィスの在り方が見直され始めている。そのお役に少しでも立てればと「With/Afterコロナ時代に求められるIT機器について」という題材で情報発信を行い始めた。今後は遠隔管理性なども含めた「従来とは異なる新たな観点」も取り入れての機器選定が必要になるのではないだろうか。

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