主な内容
- アセスメントから分かったお客様の課題
- PDMの活用
- 有機的形状の作成
いよいよこの特集も最終回となりました。前回の解析結果からも大きな問題はなく、市場へ製品を投入するタイミングが近づいてきました。製品を市場へ投入するタイミングを早め、開発・生産コストの早期回収が期待できるだけでなく、競合に対する優位性のメリットも期待できます。そのためには、製品が完成する前からカタログや資料を作成して顧客へ訴求していくことが重要です。そうした活動には、ビジュアライゼーションツールに搭載された多彩な機能が役立ちます。
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Autodesk Product Design Suiteは、ビジュアライゼーションツール「Autodesk Showcase」や「Autodesk 3ds Max」を含んでおり、3次元モデルから高品質なレンダリングイメージを作成できます。では、Autodesk Showcaseデモ動画をご覧ください。
レンダリング処理にはCPUやGPUの処理能力が必要です。設定を切り替えることで、詳細な映り込みまで反映した描写をさせたり、逆に処理を軽減して動かしやすくしたりすることができます。こうして、実際の製品が完成する前の段階でも、実際の利用環境をイメージした画像(例えば、店舗に陳列する際のイメージ)を作り、カタログやプレゼン資料に生かせるのです。
また、アングルを変えながら連続で画像を作成し、つなぎ合わせて簡単な動画を作成したり、製品を動かしながら見せたりと取引先でのプレゼンにも使えます。
Autodesk Inventor(以下、Inventor)には、汎用性の高い形式で3次元モデルを見せることができる3D PDF出力機能もあります。3D PDFは、広く普及しているAcrobat Readerさえあれば閲覧できるため、CADユーザー以外でも立体的なサンプルに画面上で触れることができます。
3D PDFのサンプルをご用意しましたので、ぜひお試しください(ご注意:一部のブラウザーでは動作しない場合があります。その場合、PDFをダウンロードしAdobe Readerで閲覧ください)。
Inventor本体には、製造現場向けに組立工程を説明するためのプレゼン機能が搭載されています。特にInventor 2017では、その機能が大幅に強化され、組立マニュアルを容易に作成できるようになりました。
次のデモでは、部品を一つずつ組み合わせてアセンブリを作成する様子や、逆にアセンブリから部品を一つずつ外す様子をご確認いただけます。現場の作業者がこのような動画を見れば、正確な部品の配置や組付工程を短期間で把握でき、生産ミスの削減や熟練度向上につながり、生産の早期立ち上げも期待できます。
この連載でご紹介してきたように、デジタルプロトタイプに取り組むと、製品開発の各段階で作業負担の軽減、作業時間短縮、ミス・手戻りの削減でき、しかも次の開発ステップへ迅速に進められます。
その結果、開発コストは軽減され、Time to Market(製品を市場に投入するまでの時間)も圧倒的に短くなります。ぜひ、デジタルプロトタイプに取り組んでみてはいかがでしょうか?
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