本社にあるワークステーションにインストールしたBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトを出張先からモバイルワークステーションやタブレットでリモート操作する。さらにクラウドサービスと連携した大判プリンタで本社と出張先の社員が同じクオリティで印刷された図面を見ながら打ち合わせする。日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)の技術を使えば、こんなユニークな出張ができます。架空の建設会社「HP建設」の社員たちがその状況を再現します!
HP建設劇場 新しいIT投資術で出張スタイルが変わる!
HPワークステーションでBIMソフトをリモート操作!クラウド対応の大判プリンタでこんな出張が可能に
本社のパソコンが無人で設計を始めた!
フカノ部長は、出張中のハチヤ技師の「HP Workstation Z220SFF」で突然BIMソフトが立ち上がり、CGが動き始めたのにビックリ!
本社から数百キロ離れた現場で「HP Elitebook 8470w モバイルワークステーション」を操作するハチヤ技師
HP Remote Graphics Softwareとは?
HP Remote Graphics Software(以下、RGS)とは、本社のワークステーションを標準のネットワーク経由でリモートアクセスしたり、複数のパソコンなどでリアルタイムに画面シェアができる革新的なソフトです。HP Lab特許の「HP3圧縮技術」がこうした芸当を可能にしました。なお、RGSは2012年から標準で付属されています。
リアルタイムなデスクトップシェアリング「HP Remote Graphics Software」
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今度は本社の大判プリンタから図面が!
大判プリンター「HP Designjet T1500 ePrinter HDD」からCGパースが出てきたことに驚くフカノ部長
本社のフカノ部長(左)と出張先のハチヤ技師(右)は、全く同じCGパースを見ながらサッシの納まりについて電話で打ち合わせした
ハチヤ技師が使ったHP Designjet ePrint & Shareとは?
これは同じ会社やプロジェクト関係者の間で大判図面やCGパースなどを「PDF形式」によってクラウド上で共有できるシステムです。使い方は簡単!あるプリンタでパースを日本HPの大判プリンタで印刷すると、自動的にそのPDFファイルが作成され「HP Designjet ePrint & Share」のサーバにアップされます。このPDFファイルを各地の事務所にあるHP製大判プリンタで印刷すると離れたところにいるプロジェクト関係者も全く同じ図面やパースを手にすることができます。
今回、ハチヤ技師は現場事務所に置いたコンパクトな大判プリンタ「HP Deignjet T520 ePrinter」で自分用のパースを印刷するとともに、「HP ePrint & Share」の機能を使ってフカノ部長用のパースも遠隔操作で印刷したわけです。
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現場のタブレットパソコンでもRGSやePrint & Shareが使える
HP Designjet ePrint & Shareは Windows パソコンのほか、iPhoneやiPad、Android端末に対応しています。また、RGSは2013年末に Windows 8 のタッチパネル操作にも対応予定です。すると、現場のタブレットパソコンからでも高性能ワークステーションの機能とソフトを自由自在にアクセスできるようになるのです!ヒューレットマンションの施工管理を担当するキシカワ現場代理人は、 Windows 8 Proを搭載したタブレットパソコン「HPElitePad 900」を愛用しています。「いつも使っている Windows 版のCADソフトや表計算ソフトを現場最前線でも使え、標準バッテリでも最長10時間は動くので安心だからです。」と、こだわる理由を語る。
RGSによって現場の最前線から「HP ElitePad 900」で本社の高性能ワークステーションも使え、いつも自分が使っているマシンが外出時には自分用のクラウド・サーバに早変わりするというわけです。そしてHP Designjet ePrint & Shareにより、現場最前線でも本社と同じ図面を見ながら電話での打ち合わせができるのです。
キシカワ現場代理人が愛用する Windows 8 Pro 搭載の「HP ElitePad 900」
本社と同じCGパースを好きなときに印刷し、現場最前線で打ち合わせなどができる
HPが建設業のグローバル化を支える
BIMやCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング。土木版のBIM)のデータも、一般のタブレット端末だと見せるだけの一方通行に終わってしまうが、RGSを使えばビジネス向けのWindows 8 タブレットでも快適に作業ができ、iOSやAndoroidなどのアプリの対応に関係なくオフィスの環境をどこでも持ち出せます。HPのワークステーションなら、RGSがプリインストールされているのでこのような環境がだれでも無償で使えます。
そして、HP Designjet ePrint & Sharによって最新版の紙図面を世界中どこでもリアルタイムに入手できるというこれまでになかった強みが、紙媒体に注入されました。これらのソリューションは、日本の建設業がBIM・CIMや従来の図面を生かし、グローバルに活動の場を広げる上でも業務効率のよい環境を提供します。2014年4月に Windows XP のサポート終了となり、セキュリティリスクやサポート・管理コストが増大するなどの問題が顕在化してくることは確実です。この機会に日本HPのワークステーションや大判プリンタ、そしてクラウドサービスの導入を行うことを検討してみてはいかがでしょうか?
出演者の皆様ありがとうございました!
HP建設の社員を演じた日本ヒューレット・パッカードの社員。左からコイズミさんこと小泉薫、ハチヤ技師こと八谷直行、キシカワ現場代理人こと岸川良、フカノ部長こと深野修一。