今回の検証では、ハイエンドワークステーション「HP Z8」をベースに、4コアのCPUを二つ、メモリーは96GB(ギガバイト)を搭載したマシンを使用しました。
なお、マルチコアCPUのハイパースレッディングを有効にし、同時処理を行うスレッド数を変化させた場合の計算時間の比較を行いました。
ハイエンドワークステーションでどのくらいCAE計算時間を短縮できるか?
膨大な時間を費やすCAEの計算時間にお困りではありませんか? 計算時間の短縮には、高パフォーマンスを発揮するハイエンドワークステーションが必要です。そこで、ワークステーション「HP Z8」を用いて、構造解析・熱流体解析・樹脂流動解析を行った実際の処理速度レポートをお届けします。
今回の検証では、ハイエンドワークステーション「HP Z8」をベースに、4コアのCPUを二つ、メモリーは96GB(ギガバイト)を搭載したマシンを使用しました。
なお、マルチコアCPUのハイパースレッディングを有効にし、同時処理を行うスレッド数を変化させた場合の計算時間の比較を行いました。
HP Z8 G4 | |
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CPU1 | Intel Xeon Gold 5122 4コア 3.60GHz |
CPU2 | Intel Xeon Gold 5122 4コア 3.60GHz |
メモリー | 96GB |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
構造解析ソフト「SOLIDWORKS Simulation Premium」を使用。接触を伴う線形静解析と計算リソースの負荷が大きい非線形解析の検証を実施し、解析条件の違いによる計算時間の比較を行いました。
解析種別 | 線形静解析 接触 | 非線形解析 弾塑性・大変形・接触 |
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要素数 | 895,560 | 46,439 |
節点数 | 1,377,974 | 78,367 |
自由度 | 4,137,474 | 223,878 |
本解析のCAE計算処理速度比較の結果をグラフにまとめた無料のレポートをご用意しています。お気軽にお取り寄せください(同業他社様からのお問い合わせはお断りする場合があります)。
構造解析と比べて、計算リソースを必要とする熱流体解析ソフト「SOLIDWORKS Flow Simulation」を使用。固体の熱伝導を計算しない流体解析や輻射条件を含む熱流体解析など、解析条件の違いによる計算時間の比較を行いました。
解析種別 | 流体解析 非定常 | 熱流体解析 熱伝導、非定常 | 熱流体解析 熱伝導、輻射、非定常 |
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全セル数 | 556,422 | 814,868 | 814,868 |
流体セル数 | 556,422 | 545,972 | 545,972 |
固体セル数 | 0 | 268,896 | 268,896 |
物理時間 | 60秒 | 60秒 | 60秒 |
本解析のCAE計算処理速度比較の結果をグラフにまとめた無料のレポートをご用意しています。お気軽にお取り寄せください(同業他社様からのお問い合わせはお断りする場合があります)。
樹脂流動解析ソフト「SOLIDWORKS Plastics Premium」を使用。充填・保圧・反り解析にかかる計算時間の検証を実施しました。
解析種別 | 樹脂流動解析 充填、保圧、反り |
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要素数 | 181,093 |
節点数 | 59,375 |
本解析のCAE計算処理速度比較の結果をグラフにまとめた無料のレポートをご用意しています。お気軽にお取り寄せください(同業他社様からのお問い合わせはお断りする場合があります)。