【CAD用パソコン】爆速モデルワークステーション パフォーマンス比較

リリースされた爆速モデルはどのくらい速いのか?

大塚商会がご提供するHPワークステーションは、CADユーザーの求めるスペックを詰め込んだオリジナルモデルです。特別仕様となる「HP Z2 Tower G9 Workstation 爆速モデル」はその名のとおり圧倒的なスピードを追及しています。

従来より販売されているHPタワー型G5シリーズと性能を比較したレポートをお届けします!

この記事を詳しく解説した資料があります

検証マシンスペック

 HP Z2 Tower G9
爆速モデル
HP Z2 SFF G5
ハイエンド
HP Z2 SFF G5
エントリ
HP Z2 Tower G5
OSWindows10 Pro(21H2)Windows 10 Pro(20H2)Windows 10 Pro(20H2)Windows 10 Pro(20H2)
CPUIntel Core i9-12900
2.40GHz 最大5.1GHz(16コア)
Intel Xeon W-1270P
3.8GHz 3.79GHz(8コア)
Intel Xeon W-1250
3.30GHz 3.31GHz(6コア)
Intel Core i9-10900
2.80GHz 2.81GHz(10コア)
HDDSSD(M.2 TLC)
+HDD(SATA)
SSD(M.2 TLC)
+HDD(SATA)
SSD(M.2 TLC)
+HDD(SATA)
SSD(M.2 TLC)
+HDD(SATA)
キャッシュ
メモリー
30MB16MB12MB20MB
RAM32GB32GB32GB32GB
最大仮想
メモリー
98,304MB98,304MB98,304MB98,304MB
グラフィックス
エンジン
NVIDIA RTX A2000
12GB
NVIDIA Quadro T1000
4GB
NVIDIA Quadro P620
4GB
NVIDIA Quadro P2200
5GB
  • * 検証では、仮想メモリーの大きさをコンピューター上のメモリーの3倍の大きさにし、初期サイズと最大サイズは同じにする。
  • * グラフィックスカードはCAD推奨のドライバーを使用する。
  • HP Z2 Tower G9 爆速モデル/HP Z2 Tower G5

  • HP Z2 SFF G5 ハイエンドおよびエントリ

計測内容

次の一連の操作を行う。検証用モデルにはSOLIDWORKSを用いた。

  • ソフトウェア起動
  • アセンブリファイルを開く
  • 部品ファイルを編集
  • 干渉チェック
  • 標準3面図+等角投影図作成
  • 断面図作成
  • 図面ファイル保存
  • ソフトウェア終了 など合計20操作

構成部品の合計は1,042点

検証結果 どのマシンが一番速く動作したのか?

  1. HP Z2 Tower G9 Workstation 爆速モデル(02:06)

  2. HP Z2 SFF G5 Workstation ハイエンドモデル(02:48)

  3. HP Z2 Tower G5 Workstation(02:50)

一連操作の時間比較(mm:ss)
 HP Z2 Tower G9
爆速モデル
HP Z2 SFF G5
ハイエンド
HP Z2 SFF G5
エントリ
HP Z2 Tower G5
ソフトウェア起動(1回目)00:0300:0500:0700:07
ソフトウェア起動(2回目)00:0200:0300:0500:05
アセンブリファイルを開く00:0500:0600:0700:06
部品ファイルを選択00:0100:0100:0100:01
部品ファイルを開く00:0100:0100:0100:01
部品ファイルを編集00:0300:0400:0400:04
フィーチャー再構築00:0400:0400:0500:05
アセンブリファイル再構築00:0100:0100:0200:02
アセンブリファイル保存00:0100:0100:0200:02
干渉チェック01:1901:4901:5701:48
アセンブリファイル保存00:0100:0100:0100:01
標準3面図+等角投影図作成00:0400:0400:0400:04
平面図削除00:0100:0100:0100:01
作図スケール変更00:0200:0300:0400:03
断面図作成00:0200:0200:0200:02
アセンブリファイル編集00:0100:0100:0100:01
図面ファイル更新00:0800:1100:1200:11
図面ファイル保存00:0400:0700:0300:03
アセンブリファイル保存00:0100:0100:0100:01
全てのファイルを閉じる00:0100:0100:0100:01
ソフトウェア終了00:0100:0100:0100:01
合計02:0602:4803:0202:50

考察

「干渉チェック」では大きくタイム差が出た。

SOLIDWORKSはCPUおよびGPU性能が高いと計算が速く処理時間が短い。「フィーチャーの編集」「フィーチャー再構築」「干渉チェック」などはCPU性能が高い方が計算が速い傾向にある。

レンダリングでは、CPUおよびGPU性能が高いと計算が速く処理時間が短い。GPU性能のレンダリング時間への影響が高い。

本ページでは一連の作業時間の比較レポートをご紹介しましたが、無料の資料にはそれ以外にもメモリー使用量、大規模アセンブリ計測、レンダリングパフォーマンスベンチマークテストなどをまとめています。

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