CAE計算の並列処理速度比較 ハイエンド構造解析編

ハイエンドワークステーションでどのくらいCAE計算時間を短縮できるか?

膨大な時間を費やすCAEの計算時間にお困りではありませんか?

計算時間の短縮には、高パフォーマンスを発揮するハイエンドワークステーションが必要です。そこで、ワークステーション「HP Z6 G5A」を用いて、非線形の構造解析を行った実際の処理速度レポートをお届けします。

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検証に使用したワークステーション

今回の検証では、ハイエンドワークステーション「HP Z6 G5A」をベースにしたマシンを使用し、3DEXPERIENCE Works Simulationの構造解析にて速度検証を行いました。

また、参考比較として「HP ZBook Studio G7」の計算も併せて記載しています。

 

機種HP Z6 G5AHP ZBook Studio G7
CPU1IAMD Ryzen Threadripper PRO 7975WX 32コア 4.00GHzIntel Core i7-10850H 6コア 2.7GHz
メモリー64GB32GB
OSWindows 10 Pro 64bitWindows 10 Pro 64bit

CAE計算処理速度比較 構造解析編

構造解析ソフト「3DEXPERIENCE Works Simulaiton」の構造解析ロール「Structural Performance Engineer」「Structural Mechanics Engineer」を使用(解析の内容によって変更)。

検証した解析ケースとしては、(1)接触を伴う落下解析(2)ゴム材料の自己接触を含む大変形解析(3)金属の塑性変形解析となります。(1)(2)は要素について、三角形、四面体で構成されたパターンと四角形、六面体で構成された2パターンで実施しています。CPUのコア数の違いによる計算時間の比較を行いました。

検証ケース(1)落下解析

要素種類四面体2次要素六面体1次要素
要素数24,4096,822
節点数50,18310,959

検証ケース(2)超弾性・大変形・接触

要素種類三角形2次要素

四面体2次要素
四角形2次要素

六面体2次要素
要素数70,54927,126
節点数138,446139,428

検証ケース(3)弾塑性

要素種類四面体2次要素
要素数5,275
節点数16,008

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CAE計算の並列処理速度比較 構造解析編

主な内容

  • はじめに
  • 検証結果
  • 検証結果まとめ

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