FlowDesigner解析事例20:体育館温熱環境解析

今回は体育館内部の空調にスポットを当てます。空調の吹出方向の変化で体育館内部の流れはどのように変化するのか、FlowDesignerで解析してみました。

前提条件

目的

体育館内の温熱環境を検討する。夏の冷房能力が人・機械などの発熱に対して十分であるか、フロアおよび観客席の温度分布に注目する。

ケーススタディ

空調の吹出流量と温度は一定として、吹出方向を変更したときに効果があるかを検証する。なお、吹出方向は次の2パターンで検証する。

  • パターンA:中央に向かって吹き出す

  • パターンB:斜め45度に向かって吹き出す

  • パターンA吹出口ズーム:中央に向かって吹き出す

  • パターンB吹出口ズーム:斜め45度に向かって吹き出す

解析モデル

体育館の大きさを106×96×30立方メートルに設定する。その他に空調や開口部(出入口)、ファンなどを次の位置に配置する。

  • * 資料では詳細な設定を行った上での解析結果をご覧になれます。ご希望されるお客様はお気軽にお申し込みください。

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  • 体育館の大きさは106×96×30立方メートルとする

  • 空調は78カ所に設置

  • 観客席とフロアに開口部(出入口)を配置

  • 天井排気ファン・開口位置(赤線実線:天井排気ファン。赤線点線:天井開口)

解析モデル(発熱条件)

発熱の要因として次の3点を考慮する。

  • 人体
  • 機械
  • 照明

エリア一人当たりの発熱量人数
観客席部分65ワット8300人分を面積配分
フィールド120ワット25人を想定
  • 機械発熱(天井付モニターの水色部分):表面温度60度を設定

  • 照明発熱(オレンジ色):表面温度60度を設定

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FlowDesigner解析事例 体育館温熱環境解析

主な内容

  • ケーススタディ
  • 解析モデル
  • 解析結果・考察 など

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