FlowDesigner解析事例23前編:ArchiCADデータを用いたオフィスビルの空調解析(シミュレーション編)

今回よりFlowDesigner解析事例は前・後編の2部構成となります。前編はBIMデータを活用したものではありますが、これまで通りの解析事例の紹介となります。
後編はBIMデータ活用のテクニックについてご紹介します。23回目はArchiCADから出力したCADデータを用いて、あるビルの1室の温熱環境解析を行います。

目的

ArchiCADから出力したCADデータを用いて、あるビルの1室の温熱環境解析を行い、次の三つの目的を達成できたかを検証する。以下、三つの目的のうち、前編では1.について検証します。

  1. 吹き出し位置から風の流れを確認し、フロア内の温度のムラを確認
  2. BIMデータの活用
  3. プロポーザル活用のためのリアリティのある解析結果の出力

ビルの1室のモデル(モデルデータ提供:株式会社グラフィソフト ArchiCAD BIMガイドラインより)

解析設定(流出入条件)

流入条件となる空調は天井に2箇所設置している。また、2箇所に階段があり、そこから自然に排気される。

吹出面積1,500×150mm2
吹出風速3m/s
吹出流量毎秒約39.5m
吹出温度23℃
開口面積900×2,100mm2
外部温度28℃

解析設定(温度境界条件)

温度に影響する要因は外部と接触しているガラス窓とコンクリート壁とする。

熱貫流率6W/m2・℃
外気温34℃(北面)38℃(東面)40℃(南面)
熱貫流率0.5W/m2・℃
外気温34℃(北面)38℃(東面)40℃(南面)

解析設定(内部発熱条件)

内部からは日射、照明、人を発熱要因とする。

日射発熱3,000W
照明発熱2,300W
人体発熱700W

さらに詳しく解析方法やシミュレーション結果を知りたい方へ-無料資料ダウンロード

本トピックスでご紹介しきれなかった内容を資料にまとめています。もちろん無料!ぜひお役立てください。

FlowDesigner解析事例 ArchiCADデータを用いたオフィスビルの空調解析

主な内容

  • CADモデル編集作業
  • 解析設定
  • 解析結果・考察 など

資料ダウンロード お申し込み