主な内容
- 操作手順(ArchiCADからifc形式で出力)
- 【補足】ArchiCADライブラリの配置
- 解析結果・考察 など
快適なオフィス環境を実現するために、外壁から内壁までの間の温度環境を調べます。前編では、ArchiCADからインポートしたCADデータを使って、解析ソフトFlowDesignerとの連携やライブラリ機能を用いたモデルの作成方法についてご説明します。
夏場のオフィスビル1室における温熱環境を検討します。日射・人体・機械の熱負荷に対して、空調の能力が十分か、温度ムラが発生しないかをシミュレーションします。
グラフィソフトジャパン株式会社様に協力をいただき、公開中の「ArchiCAD BIMガイドライン 3Dモデルデータ」をIFCファイルで出力します。
ArchiCAD 19に搭載された「FlowDesigner用の変換設定」を使用すると、壁や窓がくり抜かれた状態でIFCデータを出力できます。形状の再現性が向上し、比較的FlowDesigner上で扱いやすくなります。
通常出力とFlowDesigner用の変換設定を用いた場合の形状比較を資料で詳しく解説しています。ぜひダウンロードのうえご確認ください。
FlowDesignerにIFCデータをインポートします。今回は建物の3階部分のみを解析対象空間(解析領域)とします。
解析領域:13.77×22.74×2.38m3(立法メートル)
簡易モデル化した机を図の通りに配置して、室内モデルを作りこんでいきます。
ArchiCADライブラリ(注1)をIFCファイルとして出力し、FlowDesignerに追加インポートすると、よりリアルな解析モデルに仕上がります。取り込んだパーツに発熱量や流速などの解析条件を含めてライブラリ登録できます。登録後は他のモデルでもドラッグ&ドロップでインポートできます。
空調装置を配置します。
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FlowDesigner解析事例 オフィスビルの室内温熱環境解析
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