FlowDesigner解析事例26後編:オフィスビルの室内温熱環境解析(シミュレーション編)

ArchiCADからインポートしたCADデータを用いて、オフィスの温熱環境解析を行います。後編では室内条件のうち、空間内の発熱条件、日射の発熱条件に加え、壁などの材料の熱伝導条件設定を行い、いよいよ解析を行います。

前編(モデリング編)をおさらいしよう

前編(モデリング編)では、ArchiCADからIFCデータをエクスポートし、FlowDesignerにインポート。机や椅子のライブラリを配置してリアルな室内モデルに仕上げ、最後に空調条件を設定するところまでを行いました。

FlowDesigner解析事例26前編:オフィスビルの室内温熱環境解析(モデリング編)

発熱条件(人体、機械、日射)を設定

まず、発熱の対象となる人体、機械、日射の熱負荷を次のように設定します。

  • インテリアゾーンでの発熱量:1500w(ワット)
  • ペリメータゾーンでの発熱量:400w
  • 日射発熱量:2500w

熱移動条件を設定する

次に外気に面している窓・壁面に対して、外気温度・熱貫流率を設定します。その他の壁面は全て断熱条件とします。

  • コンクリート:熱貫流率0.5w / m2・℃、外気温度35℃
  • 窓ガラス:熱貫流率5.0w / m2・℃、外気温度35℃

解析モデルをメッシュ分割

ArchiCADのライブラリを配置してリアルに仕上げたモデルをメッシュ分割していきます。今回は部屋全体をおよそ0.15m(メートル)間隔で分割します。

  • 分割間隔:およそ0.15m
  • 総分割数:1,010,988(x 138、y 222、z 33)

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FlowDesigner解析事例 オフィスビルの室内温熱環境解析

主な内容

  • 操作手順(ArchiCADからifc形式で出力)
  • 【補足】ArchiCADライブラリの配置
  • 解析結果・考察 など

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