FlowDesigner解析事例27:植栽による強風対策の効果検討(ゼンリン3D都市モデルデータ編)

FlowDesigner解析事例第27回は渋谷駅前明治通り沿いに植栽した場合、風環境の変化や強風対策の効果を検討します。なお、都市モデルにはゼンリンの3D都市モデルデータを用います。ゼンリンの3D都市モデルデータは現実の街を忠実に3Dモデル化しており、現在カーナビゲーションシステムやゲーム業界などで利用されています。今後は建設・都市開発分野でのシミュレーション利用についても期待されています。

  • * 会社名、製品名などは各社または各団体の商標または登録商標です。

目的:明治通り沿いに植栽した場合、強風対策の効果を調べる

ゼンリンの3D都市モデルデータを使って、渋谷のビルが立ち並ぶ明治通りの風環境をシミュレーションします。道路沿いに植栽をした場合、風環境に変化はあるか、強風対策となるか仮想的な検討をします※。

  • * 当事例はソフトの機能紹介を目的とした仮想的なもので、実際の検討事例ではありません。従って、解析の設定内容・結果はあくまでイメージとなりますのであらかじめご了承ください。
  • 明治通り広域

    明治通り広域

  • 明治通り詳細

    明治通り詳細

  • 樹木配置前

    樹木配置前

  • 樹木配置後

    樹木配置後

STEP1:ゼンリン3D都市モデルデータをインポート

ゼンリン3D都市モデルデータをFlowDesignerにインポートします。

ゼンリン 3D都市モデルデータ

STEP2:解析領域と外気風速条件の設定

解析領域や東京の冬の卓越風「北北西」の条件を設定します。

  • 街区:700×670×190m3(立方メートル)
  • 領域:1,500×1,400×280m3
  • 風速:毎秒4m(メートル)
  • 観測高さ:30m
  • 風向:北北西
  • べき乗則:大都市中心部

STEP3:樹木抵抗の設定

数本の樹木を一つの直方体としてモデル化します。そして、FlowDesignerの樹木キャノピー機能で樹木の種類(葉面積密度)と樹木抵抗(風の通りにくさ)を設定します。

  • 樹木種類:クヌギ
  • 樹木幅:3m
  • 樹木の高さ:5m

STEP4:メッシュ分割

メッシュを分割します。

動画で分かる幹線道路の強風対策

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FlowDesigner解析事例 植栽による強風対策の効果検討

主な内容

  • 【解析用モデル】ZENRIN 3D都市モデルデータ
  • メッシュ分割
  • 解析結果・考察 など

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