FlowDesigner解析事例28:東京駅ホーム屋根 日射積算解析(ゼンリン 3D都市モデルデータを用いて)

FlowDesigner解析事例第28回は、東京駅ホーム屋根に太陽光パネルを設置するにあたり、日射積算解析を使って、「どのホームを優先すればよいか」「ホームのどの場所が効率的か」を検討します。なお、東京駅周辺モデルにはゼンリンの3D都市モデルデータを用います。ゼンリンの3D都市モデルデータは現実の街を忠実に3Dモデル化しており、現在カーナビゲーションシステムやゲーム業界などで利用されています。今後は建設・都市開発分野でのシミュレーション利用についても期待されています。

  • * 会社名、製品名などは各社または各団体の商標または登録商標です。

目的:東京駅ホーム屋根に太陽光パネルを設置するために、日射量を調べる

東京駅周辺には高層ビルが多く立ち並ぶため、ホームや場所により、日射量に差が生じるものと予想されます。そのため、ゼンリンの3D都市モデルデータを利用して、駅・周辺建物をFlowDesignerにインポートし、ホーム屋根の日射積算量解析を行います※。

  • * 当事例はソフトの機能紹介を目的とした仮想的なもので、実際の検討事例ではありません。従って、解析の設定内容・結果はあくまでイメージとなりますのであらかじめご了承ください。
  • 東京駅上空から

    東京駅上空から

  • 東京駅低空から

    東京駅低空から

STEP1:ゼンリン3D都市モデルデータをインポート

ゼンリン3D都市モデルデータをFlowDesignerにインポートします。

ゼンリン 3D都市モデルデータ

STEP2:解析領域と積算条件の設定

東京駅ホームとその南側が含まれるよう解析領域をとります。

  • 領域:550×620×216m3(立方メートル)
  • 場所:東京
  • 積算対象:2016年1月1日~12月31日
  • 積算単位:月
  • 曇天率:0%(パーセント)、曇天を考慮しない。

注意点

  • 日射量は、FlowDesigner上で月日・場所から太陽軌道を計算して算出したものを使用する。ただし、各部材表面への日射積算量のみを解析対象とし、熱・気流の解析は行わない。
  • 日射の反射・透過、曇天の影響、散乱日射は考慮せず、相対的にみてどこに日射が多く当たるかを検討する。
  • 屋根の傾斜は考慮しない。

STEP3:メッシュ分割

メッシュを分割します。

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FlowDesigner解析事例 東京駅ホーム屋根 日射積算解析

主な内容

  • 解析結果 駅前エリア(部分・全体)の速度分布
  • 解析結果 駅前大通り沿いの測定点にて風速比較
  • 考察 など

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