本来、周辺の建物の影響を考慮した換気解析を行うには数100万から数1,000万メッシュという大規模な解析モデルが必要なります。FlowDesigner11で標準装備となったネスティング機能を用いて解析を2回に分けることで、計算負荷の低い数10万メッシュ程度でも精度を落とさずに検討ができます。大規模モデルを扱う上では、非常に有用な検討手段であるので今回はその解析例をご紹介します。
主な内容
- 解析モデル・設定条件
- 街区全体での解析結果
- オフィス内部での解析結果 など
10万メッシュ程度でも精度を落とさずに検討できるFlowDesigner11ネスティング機能を使ってみました
本来、周辺の建物の影響を考慮した換気解析を行うには数100万から数1,000万メッシュという大規模な解析モデルが必要なります。FlowDesigner11で標準装備となったネスティング機能を用いて解析を2回に分けることで、計算負荷の低い数10万メッシュ程度でも精度を落とさずに検討ができます。大規模モデルを扱う上では、非常に有用な検討手段であるので今回はその解析例をご紹介します。
2階建てオフィスの自然換気について検討する。どの部屋が屋外の風を取り込みやすい、また取り込みにくいのか傾向を知りたい。その際現実に近い条件となるよう、周囲の建物の影響も考慮して解析を行う。
ノートPCで解析を行う関係上、数100万メッシュの解析は難しい。そのため数10万メッシュでも、ある程度の解析精度が得られるようネスティング機能※を用いて次の二つの解析フェーズに分ける。
広い空間の解析を行った後に、空間の一部分だけを抽出して解析を行う機能です。抽出の際には解析結果を引き継いで、抽出した空間の境界条件として適用します。
オフィス内の各部屋の換気状況を定量的に比較するため、オフィス内部全体に濃度発生のオブジェクトを配置する。外気風に濃度0を設定すれば、換気ができている場所ほど濃度が低くなる。
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FlowDesigner解析事例 ネスティング機能を用いた自然換気解析
主な内容