FlowDesigner解析事例15:日射積算解析による室内外の同時検討

周辺環境が変化すると、どのように室内外の日射量が変化するのか?

FlowDesigner日射積算解析について前回もご紹介しましたが、BIMの設計モデルを活用しガラスの透過率の設定を行うことで、同時に室内も解析を行うことができます。今回は、周辺環境の変化により、対象建物の室内外の日射量がどの程度変化するのかを定量的に確認しましょう。

前提条件

目的

右図のような街区で隣接する建物の高さが変化した場合、年間日射積算量がどのように変化するかを検討する。解析の対象とする建物はVectorworksで作成したIFCデータを使用する。

街全体図

街全体図

ケーススタディ

隣接する建物の高さが10m、25mのとき、それぞれでの年間日射積算量を比較する。

  • 建物高さが10mの場合

    建物高さが10mの場合

  • 建物高さが25mの場合

    建物高さが25mの場合

解析モデル

Vectorworksから出力されたIFCファイルを読み込んだモデルを使用する。

設定条件

日射量はFlowDesigner上で月日・場所から太陽軌道を計算して算出したものを使用する。ただし、各部材表面への直達日射の積算量を解析対象とし、熱・気流の解析は行わない。建物の窓ガラスのみ反射・透過の影響を考慮する。また、今回曇天による影響は加味しない。

場所横浜
積算単位1日
積算対象日1月1日~12月31日
日射吸収率20%
日射反射率10%
日射透過率70%

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FlowDesigner解析事例 日射積算解析による室内外の同時検討

主な内容

  • 解析モデル
  • 1年間の日射積算量
  • 考察 など

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  • * 建物3Dデータ提供元:(c) 2013 Nemetschek Vectorworks, Inc.