インボリュートギア作成ツール 3DGear-I for SolidWorks

ギア部品は動力が必要となるあらゆる製品の動力伝達に使用され、幅広い製品に必要とされる機械要素の一つです。ギア部品の設計は、多くの製造業で最も必要とされる製造工程になります。ギアモデルを効率的に作成できれば製品の生産性が向上されます。

ギアのモデリングでは、形状を決定する様々な数値計算に加え、非常に詳細なスケッチ形状の作成が必要になります。

ギアの設計上、必要になるパラメータ

ピッチ、モジュール、円直径、圧力角度、歯数、バックラッシ …etc

スケッチ作成を効率化したくても、細かい複雑な形状のスケッチが非常に困難です。
そこで、効率的なギア部品の作成を行うには、専用のツールを使用するのが効果的です。
3DGear-I for SolidWorks は、インボリュート歯車作成用のSolidWorksアドインツールでSolidWorksに完全統合され、効率的なギアモデルの作成をすることができます。

3DGear-I for SolidWorks を使用するメリット

  • 効率的なギア作成を行うための専用の歯車作成ツールであり、SolidWorksアドイン機能として使用することが可能
  • パラメータ入力作業のみで任意のインボリュート歯車形状を自動作成

3DGear-I によるインボリュートギア設計

コマンド実行後、歯数、モジュール、圧力角度等、必要となるパラメータを指定するだけで指定条件に合ったギア形状の2Dスケッチを自動作成します。

パラメータ入力の特徴

  • インボリュート曲線部を円弧、線分、スプラインの3種から選択
  • 近似トレランス値の指定で精度を自由に設定
  • 外形円、内径円等のサイズ変更で規格外の歯車作成が可能
  • 歯先、歯底の微小フィレット、面取りCの追加を指定
  • またぎ歯厚による設定も可能
  • 外径・歯元丸底、歯元トコロイドの指定切り替え
  • 歯数最小値は3~ 最大歯数は無制限

設定するパラメータ項目

パラメータ説明
歯車種類外歯、内歯のタイプを指定
歯数(はかず)歯の数、山の数のこと、整数で入力
モジュール歯車のピッチ円の直径を歯数で割った値
基準圧力角基準ピッチ円上の歯面の接線と半径線のなす角度
転位係数基準ピッチ線を歯車の基準ピッチ円半径(zm/2)から半径方向に転位係数×モジュールだけずらせて創成歯切りを行う
またぎ歯厚・歯数何枚かの歯をまたいで歯形曲線そのものを測る方法。またぎ歯厚とまたぎ歯数を入力すると転位係数を計算し、代入
インボリュート近似タイプインボリュート曲線部を円弧、線分、スプラインから指定
近似トレランス許容誤差 EP=Edit Point数(通過点)はプレ計算で確認
外径・歯元半径、面取り歯先や歯元部分へ指定するフィレットのR、C面取りの寸法値指定
基準ピッチ円直径標準平歯車においては、互いのピッチ円が接する状態でかみ合い
do=モジュール×歯数
基礎円直径インボリュート曲線の基準になる円
Dg=基準ピッチ円直径×COS(基準圧力角)
歯先円直径基準ピッチ円直径×2×モジュール
歯底円直径基準ピッチ円直径−2×1.25×モジュール(歯数7以上)

3DGearで作成された2Dスケッチをもとに、ソリッドを作成することができます。

詳細資料

資料のサンプル

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