設計だけではない3Dデータの活用

SOLIDWORKSの豊富なソリューションで実現できる3Dデータの活用

3D CADは製造業設計部門に急速に広がり、多くの企業に導入・活用されています。しかしながら、3Dデータの活用は製品設計開発部門内に止まっているケースも少なくありません。3Dデータは多くの部門や後工程で活用することで、多くのメリットを生み出し、業務効率化や製品開発全体の業務改善を実現します。

この記事を詳しく解説した資料があります

ビジュアリゼーション

SOLIDWORKSでは、写真のような画像や動画といった高品質なビジュアルコンテンツを作成できます。実機・試作を作らずに、製品の質感や色を確認でき、設計段階から完成イメージを把握できるメリットがあります。

  • PhotoView 360:SOLIDWORKSにアドインし、設計中にモデルのレンダリングイメージを作成・確認。即座に設計にフィードバック

  • SOLIDWORKS Visualize:スタンドアロン環境でSOLIDWORKSデータを読み込み、より高品質で写真に近いレンダリングイメージを作成。設計業務とコンテンツ作成を並行して進められる

3Dデータを活用した製造

3Dデータを活用して加工用NCツールパスを作成できます。加工プラン・ツールパスを自動で作成し、プログラム生成までSOLIDWORKS画面上で行えます。設計/製造プロセスを迅速に行い、製品品質の向上、ミスやサイクルタイムの低減を図れます。

SOLIDWORKS CAM

SOLIDWORKSに完全に統合された、2.5軸ミル加工、2軸旋盤加工、およびミルアセンブリ加工用プログラミングをサポートするナレッジベースCAM。機械加工フィーチャーを自動認識し、自社のルールに基づいてモデルに対して標準的な操作や加工設定を瞬時に適用し、機械加工情報を生成できます。SOLIDWORKSのモデルを変更すると、変更内容が機械加工操作やツールパスに即座に適用されます。

3Dモデルに付加されたPMI(製品製造情報)の公差寸法を使用して、機械加工の設定を自動適用できます。フィーチャーの公差を変更すると、定義していたルールに基づき、自動的に機械加工が変更されます。

文書作成

3D CADデータに対して、注釈・寸法・矢印などのマークアップを追加した分かりやすい関連文書用の説明画像や動画を作成できます。3Dデータを活用することで、文書作成を前倒しで開始できるため、市場投入までのリードタイムを短縮につながります。

SOLIDWORKS Composer

SOLIDWORKSデータをそのまま読み込み、3D形状を元に表示状態を編集。関連文書用の画像や動画を作成できます。SOLIDWORKS ComposerデータをPDM、HTML、Office文書などへ埋め込めます。3D CADデータに変更が発生した場合、瞬時に作成中のSOLIDWORKS Composerに反映されます。

SOLIDWORKS Composer内で文書作成に使用する複数の画像や動画をオーサリング

3D図面

モデル上のPMIを図面と同じように見やすい表示状態にすることで、2D図面作成の省略や製造での迅速な加工情報の把握を促します。

SOLIDWORKS MBD

3Dデータを活用した従来の2D図面に代わるコミュニケーションツール。表示方向、3Dアノテートの表示状態を3Dビューとして保存、管理できます。保存した3Dビューから表示状態を変更でき、3Dビュー機能を含んだ3DモデルをeDrawingsや3D PDFへ出力することで、設計情報を場所や環境を問わず閲覧することもできます。

画面上に表示される3DビューのサムネイルをダブルクリックするだけでPMIの表示を切り替えられる

情報共有

設計部門で作成したSOLIDWORKSデータを他部署や取引先に受け渡すと、3Dや2Dデータを閲覧・共有できます。

eDrawings

電子メールに対応した簡単で安全な設計コミュニケーションツール。eDrawingsビューアーにより、場所を選ばず、誰でも簡単に3Dデータで完成形状を把握できます。

品質検査

PMIが付加されている3Dモデルに対して、バルーン番号を付加し、検査用のモデルやバルーンを基にしたチェックリストを自動生成できます。

SOLIDWORKS Inspection

SOLIDWORKSアドインまたはスタンドアロンツールで検査プロジェクトを作成して、製品の品質検査を行うためのチェックリスト、バルーン付き図面・3Dモデル等のドキュメントを自動生成。PMIが付加された3Dデータで検査用ドキュメントを作成できるため、検査用の2D図面を作成する時間を省き、レポート生成の工数を短縮できます。

電気設計

SOLIDWORKS Electrical

電気回路の結線図や配線図、部品表等を作成するための2D設計ツールとSOLIDWORKSとの強固な相互連携機能により、制御盤設計の情報をSOLIDWORKSに取り込み、装置間をつなぐルートモデルを自動作成できます。

設計変更の情報を回路図と3次元モデルの双方向へ自動反映させられるため、各部門間の設計情報を正確に共有・統合した協調を実現します。

さらに詳しく知りたい方へ無料資料請求

本トピックスでご紹介しきれなかった内容を資料にまとめています。もちろん無料! ぜひ情報収集や検討資料としてお役立てください。

設計だけではない3Dデータの活用

主な内容

  • 3次元モデルを利用した製造・試作
  • 3次元モデルを利用したテクニカルコミュニケーション
  • 3次元モデルを利用した電気部門との協調