主な内容
- フィレット作成方法
- フィレットタイプ
- フィレットパラメーターの指定
多彩な機能でコーナー処理
モデルにラウンド加工を追加するフィレット機能は、標準的な3次元CADには搭載されていて、どのCADも同じだとお思いではありませんか?
SOLIDWORKSはシンプルな操作でラウンド・面取り加工を追加できる操作性に加え、作成したい形状に応じてタイプやオプションを指定したり、エラーを回避しながらモデリングしたりする機能が搭載されています。素早くイメージしたフィレット・面取り加工を追加できる機能をご紹介します。
この記事を詳しく解説した資料があります
フィレット加工を適用する対象となるエッジや面を選択し、パラメーターを入力すると、パラメーターに応じたサイズでフィレット作成します。正接関係にあるエッジにもフィレットを適用可能です。
要素の選択とパラメーター入力だけで作成できる
SOLIDWORKSには、エッジを選択して半径を指定する基本的な「固定サイズフィレット」のほかに次のタイプが用意されています。
エッジ上のコントロール点ごとに異なる半径値を指定し、半径値が変化していくようにフィレットを作成。コントロール点間をスムーズにつないだり、直線的につないだり遷移状態をコントロール可能。
隣接する面、または離れた面を選択してフィレットを作成。エッジフィレットでは形状変更しないとフィレットを作成できない場面でも、面フィレットを使用すれば編集の手間を省ける場合がある。
側面・中央の面を三つ選択し、全てに正接するフィレットを作成。フルラウンドのフィレットを一括で作成できる。
フィレットに対して半径値を指定するほか、弦の幅を指定してフィレット面を制御できます。角度に応じてフィレットの幅が変わらない、見栄えのよいフィレットを作成することができます。
モデル内のエッジを指定してフィレットのサイズを設定する場合は、「保持線」を用います。保持線として選択したエッジや分割ラインにフィレット領域が一致するよう、フィレットを作成できます。
保持線
フィレットパラメーターに応じてフィレットの輪郭を設定できます。円形では指定した半径でフィレットを作成しますが、曲率保持を選択すると曲率が滑らかに変化するフィレットを作成できます。
SOLIDWORKSに搭載される機能「SWIFT」を用いると、作業に不慣れな方でもスムーズにフィレットフィーチャーを作成/編集できます。
通常のフィーチャー作成ではエラーが発生して作成できない場合でも、FilletXpertで作成するとエラーを回避できる方法(フィーチャーの順序変更、分割など)エラー回避の方法を自動で計算してくれます。
フィレットを変更する場合、通常はフィーチャーの編集モードに入りパラメーターを変更する必要がありますが、FilletXpertなら変更したい部位を直接選択し、パラメーターの変更や削除などの操作を実行できます。フィレットフィーチャーの構成を意識せず、直感的に変更・削除を行えます。
複雑なコーナーの処理方法も形状を指定するだけで変更できます。エッジフィレット三つが集合する頂点部分のコーナー形状を指定の形状に変更し、コピーターゲットにより、コーナーの処理方法を別のコーナーへコピーできます。
一度作成したフィレットをフィーチャー編集から面取りへ変更できます。フィーチャーの再作成を行わなくても、モデルのエッジ処理の方法をいつでも切り替えられます。
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SOLIDWORKSのフィレット・面取り機能
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