InfraWorksで現況3Dモデルを作成~モデルビルダー~

Autodesk InfraWorksのモデルビルダー機能を利用すると、現況3Dモデルを素早く簡単に作成できます。

世界中のさまざまな場所の地形、航空写真、道路、鉄道、建物などのデータを収集して、モデルを自動作成してくれるので、非常に便利です。

モデルビルダーが収集するデータ

モデルビルダーが収集するデータは以下のとおりです。

3D地形データSRTMスペースシャトルのレーダー画像から作成されたデジタル標高モデル。約30mメッシュの3D地形モデルが表示される
衛星画像Microsoft Bing マップマイクロソフト提供のBing Mapsから取得した画像。地形上にドレープされる
建物、道路、鉄道OpenStreetMap無料の地図作成プロジェクトOpneStreetMapに公開されているデータ

モデルビルダー機能の操作は、表示された地図上でモデル作成したい範囲を囲むだけと非常に簡単です。クラウドで計算されたモデルが完成すると、メールが届く仕組みです。

以下の図はモデルビルダー機能で東京タワー付近の現況モデルを作成したものです。

何といっても、衛星画像付きのリアルな地形が簡単に作成されるのは、便利ですね。

ただ地形は30mメッシュと粗いため、CIMでは対象構造物の周辺に精密な地形データを重ねて表示して利用することになるでしょう。

道路や建物はOpenStreetMapから取得するため、場所によりイメージどおりの現況モデルにならないことがあります。例えば、画面左の青い建物は東京タワーですが、OpenStreetMapの地図上で見る建物外周を押し出したようなモデルになっていますね。このように、別の3Dモデルを再配置するなどの編集が必要な場合がありますので、ご留意ください。

CIMの合意形成モデルの作成では、Autodesk InfraWorksが数多く利用されています。

Autodesk InfraWorks

インフラストラクチャーのためのコンセプトデザインソフトウェアのAutodesk InfraWorksは、3次元の都市モデル計画案の評価・検討や関係者間の合意形成をご支援します。

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