SOLIDWORKS ルーティングライブラリを使ってみた
配管設計に使えるSOLIDWORKS ルーティングライブラリを試してみた
配管を含む設備や装置の設計を強力にサポートする「SOLIDWORKS Routing(ルーティング)」。すぐに使用可能な状態で配管設計に取りかかれる手軽さも魅力ということで、早速SOLIDWORKS ルーティングを使ってみました。
SOLIDWORKS ルーティングライブラリとは
SOLIDWORKS ルーティングライブラリとは、配管設計者の作業効率を向上させ、より精度の高い設計を可能にするアドインです。部品に対して必要な設定がされているため、そのままSOLIDWORKS ルーティング部品として使える点は便利です。また、グループ内で使用するデータを統一できるというメリットがあります。
JISをはじめとする配管部品に対応
SOLIDWORKS ルーティングライブラリは、JISとエア配管部品に対応しています。
JIS配管部品管 | 管:9種類/9ファイル(点数:720) フランジ:3種類/33ファイル(点数:648) 管継手:7種類/134ファイル(点数:8127) バルブ:3種類/17ファイル(点数:144) |
---|---|
エア配管部品 | NITTA MOORE社プッシュワンEシリーズ |
SOLIDWORKS ルーティングの設定
SOLIDWORKS ルーティングを使い始めるにあたり、アプリケーションのインストールは必要ありません。まず、ライブラリ配管部品データをルーティングライブラリに指定されたパスへ配置すれば、使い始められます。
SOLIDWORKS ルーティングライブラリの使い方
ライブラリ部品をアセンブリへ挿入・ルートプロパティの設定
タスクパネルから使用するライブラリ部品をドラッグ&ドロップで挿入します。ライブラリ挿入時にルートプロパティの設定が起動しますので、配管・エルボ部品をそれぞれライブラリから指定します。
3Dスケッチによるルート形状の作成
スケッチツールを使用して3Dスケッチを作成するだけで、形状に合わせてルートモデルを自動作成します。SOLIDWORKSルーティングライブラリデータには、既に配管設計用の設定がされているため、そのまま設計に使えました。