主な内容
- SOLIDWORKSの「エンベロープ」とは…?
- エンベロープを使用しない場合の問題点
- レイアウトパーツを用いた設計:ユニットの領域定義
エンベロープのメリットを大規模設計に生かす
大規模製品の設計中に「アセンブリには含まれていないモデルを参照しながら設計したい」と思うことはありませんか?
そんなときは通常の構成部品と異なる「参照用」の構成部品として、アセンブリ上で表示するエンベロープ機能を使ってみましょう。エンベロープはトップダウン設計やレイアウトパーツを用いたマップレイアウト手法など大規模製品の設計に有効です。
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エンベロープとして組み込まれた構成部品は質量を計算しません。設計中のモデルの質量や重心計算に影響を与えずにジオメトリを参照できます。
エンベロープは参照用の構成部品として扱われ、アセンブリの部品表に表示されません。実際は製品に含まれていないほかの部品を組み込んでも製品構成に影響を与えません。
エンベロープの持つボリュームを基にアセンブリ内の構成部品を選択したり、表示/非表示にしたりすることができます。この機能を利用すると、製品組み立て時に必要となる作業スペースの有無などをご確認いただけます
SOLIDWORKSを使って、エンベロープを作る方法は大きく二つあります。
構成部品を挿入する際、エンベロープオプションにチェックを付けて挿入します。エンベロープ構成部品は半透明の青で表示されますが、オプションで変更できます。
構成部品のプロパティにて、エンベロープのチェックを切り替えることで、通常の構成部品もしくはエンベロープを切り替えられます。
エンベロープ作成コマンドを使用すると、トップアセンブリ内の構成部品をサブアセンブリにエンベロープとして挿入できます。トップアセンブリとの外部参照を持ち、変更があった場合はエンベロープにも変更が反映されます。
アセンブリの設計手法として、製品の概略形状やユニットの組み付け位置、空間の取り合いなどを「レイアウトパーツ」で検討・定義し、それを基に設計するマップレイアウト手法があります。このレイアウトパーツをエンベロープとして組み込むことで、設計基準を参照・共有したトップダウン設計を容易に行えます。
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SOLIDWORKSのエンベロープ機能のご紹介
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