SOLIDWORKSにはモデリングで作成されたフィーチャーを時系列で表示する「FeatureManagerデザインツリー」があります。フィーチャー履歴にいつでもアクセスでき、自由に確認・編集できるので、設計変更にも容易にご確認いただけます。
主な内容
- ヒストリー系CADに対する誤ったイメージ
- SOLIDWORKSヒストリーの特徴
- フィーチャーのエラーに対応したSOLIDWORKS機能
ヒストリー系CADに適した機能を持つSOLIDWORKS
3次元CADはフィーチャーベースでモデリングを行う「ヒストリー系」とダイレクト機能に特化した「ノンヒストリー系」の2種類に分けられます。3次元CADを初めて触る方にとっては、複雑な定義や操作があまり必要のないノンヒストリー系の方が簡単そうとお考えになると思います。
確かに直感的に形状が作成できるのはノンヒストリー系の大きな魅力です。しかし、設計では勘や思い付きではなく詳細に定義された設計意図に準拠してモデルを作成する必要があります。ヒストリー系の中で最も多くのユーザーに選ばれているSOLIDWORKSは、設計モデルの中に履歴として設計意図を残しながら、効率的に設計を進められます。
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ヒストリー系CADでは、フィーチャーを組み合わせて設計形状を再現する「フィーチャーベースモデリング」を行います。SOLIDWORKSには2次元のスケッチを基に立体モデルを作成する「押し出し」コマンドをはじめ、各種フィーチャー機能を使用して任意の形状を作成できます。
SOLIDWORKSにはモデリングで作成されたフィーチャーを時系列で表示する「FeatureManagerデザインツリー」があります。フィーチャー履歴にいつでもアクセスでき、自由に確認・編集できるので、設計変更にも容易にご確認いただけます。
スケッチ・フィーチャー作成時、ほかのスケッチや既存のソリッドなどを参照して形状を定義できます。事前に製品の概略形状等を定義するためのスケッチなどを作成しておけば、それらを参照しながらフィーチャーを作成することでミスを減らせます。
一般的なヒストリー系CADでは、設計中に次のような問題が起こる場合があります。
SOLIDWORKSにはこうした問題を解決する機能が搭載されています。
フィーチャー作成で使用しているスケッチの輪郭を書き直すと、面の内部IDが変わるなどの理由により下位フィーチャーでエラーが生じる場合があります。エンティティの置き換えコマンドを使用すれば、エンティティから生成される面の参照を継承し、エラーなく修正することができます。
SOLIDWORKSはヒストリー系CADであっても直接編集機能を搭載しています。面の移動・削除などのコマンドにより、履歴の有無に関係なくモデルの形状をダイレクトに変更できます。
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SOLIDWORKSのヒストリーを生かした設計機能
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