主な内容
- MBD(モデルベース定義)が注目された背景
- 補足:MBDに関するガイドライン・規格
- SOLIDWORKS標準機能 DimXpert
MBDで2次元から3次元図面へ
新型コロナウイルスの影響により、テレワークや時差出勤などの「新しい働き方」の取り組みが加速しています。それに伴い、製造部門や協力会社の方が集まり紙図面を見ながら打ち合わせをすることも難しくなっているのではないでしょうか?
製造工程において重要な図面を紙から3次元にすることで、オンラインでやりとりすることができます。離れた場所にいるプロジェクトメンバー同士でコミュニケーションを図れるよう、今だからこそ3次元を活用してみましょう。
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PMIとは製造に必要な情報(公差や注釈など)を意味します。PMIを3次元モデルに付加し、製造工程を進める手法をMBD(モデルベースの定義)といいます。
MBDには、次のようなメリットがあります。
3次元モデルにPMIを追加しただけでは、3次元モデルを図面のように使用するのは困難です。表示状態や方向を任意に切り替えたり、環境を問わずに閲覧したりできるなどの条件が現場には必要だからです。
SOLIDWORKSにアドインされている「SOLIDWORKS MBD」なら、MBDを手軽に作成できます。SOLIDWORKSで3Dモデルを開いてPMIを追加、そこに各種表示状態を3Dビューとしてキャプチャーしていきます。
3DビューをクリックするとモデルとPMIの表示を瞬時に切り替えられるため、3次元モデル上の図面でイメージをつかんだ後、詳細はPMIで確認できます。
SOLIDWORKS MBDで作成した3次元図面は、3D PDFやeDrawingsデータに変換することで、SOLIDWORKSを持たない製造部門や協力会社とも3次元図面を共有できます。
eDrawingsは設計情報の共有、スムーズな意思疎通を実現するために開発された無償のCADビューアーツール。
3D PDFは設計以外の部署や取引先に3次元CADデータを受け渡し、情報共有することで円滑なコミュニケーションを図れます。
3D PDFの作成には事前にカスタマイズしたテンプレートを使用します。専用のエディター機能により、3次元モデルや3Dビューのサムネイルを表示する領域や画像、テキスト、部品表などを表示させるように作成・編集ができるため、用途に応じたスタイルの3D PDFを作成できます。
社内に入れば、プリントアウトした図面に直接ペンで書き込めますが、テレワークだとそういった作業もしづらくなります。
SOLDIWORKSに搭載されている「マークアップ」という機能を利用することで、3Dモデル上に手書きのようにコメントや注釈を書き込めます。
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図面の代わりに3次元モデルを活用! SOLIDWORKS MBD
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