SOLIDWORKS 穴ウィザード

穴フィーチャー作成機能を詳しく説明

SOLIDWORKSの穴フィーチャー作成機能は単純な丸い穴を作成するのではなく、JISやANSI、DINといった設計規格に基づいた穴を作成するための機能です。穴の形状も座ぐり穴、皿穴、ねじ穴ストレート、ねじ穴テーパ、スロット穴など多様な形状に対応しています。

多くの穴形状を簡単に作成できる「穴コマンド」について詳しくご紹介します。

この記事を詳しく解説した資料があります

穴ウィザード

穴形状を一から作ると手間がかかりますが、SOLIDWORKSの穴ウィザードを使用すると、設計規格に基づく穴やカスタマイズした穴などさまざまな形状を描けます。

穴ウィザードの基本的な使い方

1.穴タイプから形状を選ぶ

穴ウィザードでベースとなる穴形状は9種類も用意されています。これらから穴タイプを選択します。

  • 座ぐり穴
  • 皿穴
  • ストレートの穴
  • ストレートのねじ穴
  • テーパのねじ穴
  • パラメーター指定による従来型の穴
  • 座ぐり穴スロット
  • 皿穴スロット
  • ストレートのスロット
  • 座ぐり穴

  • 皿穴

  • ねじ穴ストレート

  • ねじ穴テーパ

  • 従来型の穴

  • 座ぐり穴スロット

  • 皿穴スロット

  • スロット

2.仕様を選択する

規格(ANSI、DIN、ISO、JISなど)と種類を選択します。規格や種類は選択しているタイプ・規格の組み合わせによって表示内容が変わるため、選択ミスを減らせます。そして穴のサイズと深さを選びます。

  • 穴タイプから形状を選択

  • 穴の規格と種類を選択

  • 穴のサイズ・深さを選択

3.穴の位置を決める

穴を作成する面をクリックし、スケッチを作成して「点」を作図することで、穴の位置を定義します。面やエッジとの拘束や寸法を定義して詳細な穴位置を指定できます。2Dスケッチによる定義だけでなく、3Dスケッチにより複数の平面上に一度に穴を作成することも可能です。

  • 2Dスケッチ

  • 3Dスケッチ

ねじ穴の表現

選択したねじの呼び径・ピッチにより、指定した規格に基づいたサイズのねじ穴が作成されます。モデル上では、ねじ山部分の形状が簡略化して表現され、フィーチャーの設定に応じて「めねじの内径」に近似した穴や「ねじの呼び径」に合わせた穴を作成します。

ねじ山の表示設定により形状が変化(呼び径がM10、ピッチが1.5のねじの場合、JIS規格ではめねじの内径が「8.376」になるが、CAD上では近似した値で表現される)

穴寸法テキストのカスタマイズ

穴ウィザードで作成した穴には、図面上で穴の詳細情報を表す穴寸法テキストを追加できます。穴寸法テキストの表記内容はプロパティマネージャーから直接変更するほか、事前にテキスト内容が定義されたシステムファイルを編集してカスタマイズできます。

穴寸法テキストのフォーマットはシステムファイルを書き換えることでカスタマイズができる

複数の穴タイプを組み合わせる「詳細穴」コマンド

表側の穴と裏側の穴、さらに中間に複数の穴タイプを組み合わせて、特殊な形状の穴を一つのフィーチャーで作成できます。

詳細穴コマンド

ねじ山の詳細形状を再現する「ねじ山」コマンド

円筒面にヘリカル形状のねじ山を作成できます。実物のようなねじ山形状を表現できます。

  • ねじ山の種類:Tap

  • ねじ山の種類:Die

アセンブリ上で各部品に穴を空ける「穴シリーズ」

アセンブリ上で構成部品を貫通する同軸の穴を作成できます。穴シリーズで作成した穴フィーチャーはアセンブリフィーチャーとして作成されるだけでなく、各構成部品に外部参照となる穴を作成します。ファスナーオプションを使って穴に対応するねじ部品の挿入も可能です。

アセンブリで作成した穴を反映

さらに詳しく知りたい方へ無料資料請求

本トピックスでご紹介しきれなかった内容を資料にまとめています。もちろん無料! ぜひ情報収集や検討資料としてお役立てください。

SOLIDWORKSの基本機能
~穴フィーチャー作成機能~

主な内容

  • 穴形状を作成するための主なツール
  • 穴ウィザード 基本の使い方
  • 詳細穴