SOLIDWORKSのフレーム設計

構造体のレイアウトや部材の編集が容易にできるフレーム設計機能

フレーム設計の際、構成する部材ごとにスケッチ・フィーチャーを作成して3次元モデルを作成していませんか?

単純な押し出しで作成しようとすると、鋼材の交わるコーナーの編集や溶接リブ、エンドキャップの作成にも工数がかかってしまいます。さらに、設計変更時には関連する全ての部材の位置やサイズを修正しなければならず、非常に手間がかかります。

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SOLIDWORKS フレーム構造体を再現する二つの手法

SOLIDWORKSのフレーム構造作成機能にフレーム形状を再現する手法として、鋼材レイアウトと構造システム、この二つの手法で溶接部品を作成できます。

1.スケッチをパスとして指定する「鋼材レイアウト」

鋼材レイアウトとは、2D・3Dスケッチのスケッチセグメントでレイアウトを指定するだけで、設定した輪郭を基に鋼材を作成する手法です。後からスケッチを変更すれば、鋼材のレイアウトを簡単に変更できます。コーナートリートメントの設定でコーナーの処理方法を指定すれば、鋼材をトリムするなどの加工を自動で行います。

スケッチをパスとして選択し、指定した輪郭で鋼材を作成してフレームのレイアウトを再現

2.鋼材作成のワークフローが集約された「構造システム」

構造システム手法は、鋼材レイアウトとは異なり、3Dスケッチを作成せずにソリッドやサーフェス、平面などを用いて鋼材のレイアウトを定義する手法です。「構造システムモード」内で鋼材の作成、コーナートリートメントといった一連の作業が行えるため、鋼材作成のワークフローが集約されてよりスムーズにフレーム設計を行えます。

構造システムモードで主要鋼材、補助鋼材コマンドを使用し、必要な鋼材を作成してフレームレイアウトを再現

鋼材の輪郭を定義するライブラリデータ

どちらの手法においても作成する鋼材の輪郭は、事前に作成されたライブラリデータを基に規格・タイプ・サイズを指定して定義します。標準の規格・タイプのほか、ユーザー定義で作成した輪郭をライブラリとして保存すれば、自社の独自規格に合わせた鋼材を簡単に作成できます。

  • H形鋼

  • 角形鋼管(矩型)

  • 角形鋼管(四角)

  • 溝形鋼

  • 丸形鋼

  • L形鋼

鋼材以外の補助部材を作成する専用コマンド

鋼材モデルだけでなく、次のような要素も専用コマンドで作成できます。

  • 鋼材端部の軸穴を閉じるエンドキャップ
  • 鋼材モデルを補強する溶接リブ
  • 鋼材同士を結合する結合要素
  • 指定のエッジ部分に溶接記号を追加する溶接ビード

オフセットの値などを指定して任意のサイズ・位置に作成したエンドキャップ、三角形、多角形輪郭で溶接リブを作成

事前に定義した部品を結合要素として、挿入すると同時に穴の追加やサイズ調整が可能

溶接ビードはソリッドを持たず、グラフィカルな表現で表示

カットリストの自動生成

構造システムなどを用いて作成された溶接部品では、マルチボディーで作成された鋼材モデルが「カットリスト」に集約されます。それぞれ規格やサイズ、加工の有無を基に同一形状を自動で認識して形状ごとにフォルダー分けされます。フレーム全体の構成を把握するために手動で計算・集計せずに正確なカットリストを生成します。

鋼材を作成したり変更したりするたびに自動で更新され、同一形状の鋼材がフォルダーに格納される

フレームモデルを用いた図面作成

3次元で作成された溶接部品は、通常の部品と同様、3次元形状を参照して2次元図面ビューを作成できます。また、カットリストを基にバルーンやテーブルを作成したり、溶接ビードの情報を集約した溶接テーブルも自動で作成できたりします。

部品と連動した2次元図面上で、フレームを構成する鋼材の詳細を表示した正確なカットリストテーブルを生成

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SOLIDWORKSのフレーム設計

主な内容

  • 標準的なモデリング機能を用いたフレーム設計の問題点
  • SOLIDWORKSのフレーム設計機能
  • SOLIDWORKS溶接機能を使用したフレーム設計のメリット