CAD上の作業をもっと楽にするSOLIDWORKSの補助機能

日常で繰り返される操作をスピーディーに行える機能をご紹介

3D CADを使用することで、製品形状の視認や干渉チェック、解析によるフロントローディングでの開発コストの削減など、大きなメリットがありますが、CADを用いた業務には手間のかかる作業もあります。

SOLIDWORKSには、基本的な操作や繰り返される操作を効率的に作業できる機能やオプションを多数搭載しています。これらを利用して設計に集中しましょう。

この記事を詳しく解説した資料があります

動画で分かる SOLIDWORKS補助機能

選択

マウス操作を生かした選択

モデリング中やスケッチ作成時に要素を選択する際、クリック以外でも要素を選択できます。

ボックス選択/クロス選択

ドラッグ方向を変えることで選択対象を制限したり選択フィルターを組み合わせたりすることで、面やエッジなど選択されるジオメトリの種類を限定して一括で選択できます。

  • ボックス選択:「左から右」方向に向けてドラッグで範囲を指定しますと、領域に完全に囲まれている要素のみを選択

  • クロス選択:「右から左」方向に向けてドラッグで範囲を指定しますと、領域に完全に囲まれている要素と境界に重なっている要素を選択

自由選択

ドラッグ操作で自由に範囲を囲むと領域にある複数の要素を選択。複雑な領域を選択する際に活躍します。

ドラッグ操作で自由に領域を描いて要素を選択

正接選択・ループ選択

1要素を選択するだけで、隣接する複数要素を同時に選択する方法です。正接選択では正接につながる面を全て選択。ループ選択では選択エッジに隣接する面を構成するエッジをループとして全て選択します。

  • 正接選択:正接につながる面を全て選択

  • ループ選択:選択エッジに隣接する面を構成するエッジをループとして全て選択

条件を指定した構成部品の選択

アセンブリでは、条件に応じた構成部品を一括で選択し、まとめて操作できます。

サイズで選択

アセンブリ全体のサイズに対する割合を指定して、値よりも小さい構成部品を全て選択。

サイズ選択

Toolbox部品

アドイン「Toolbox」で作成・挿入された構成部品を全て選択。

設計を効率アップさせるSOLIDWORKS Toolbox

Toolbox部品

内部構成部品を選択

外からは見えない製品内部に組み付けられた構成部品を選択。モデルを簡素化する際に不要な内部部品を容易に選択し、抑制できます。

内部構成部品を選択

検索

SOLIDWORKSのコマンド・オプション項目を対象に検索ができます。多くの機能・オプションを備えたSOLIDWORKSから目的のコマンドを瞬時に探し出せます。

コマンドの検索

キーワードを基に該当するコマンドを一覧表示。検索結果から直接コマンドを実行したり、コマンドの場所をハイライト表示したりします。

コマンドの検索

オプション検索

SOLIDWORKSのシステムオプションおよびドキュメントプロパティで設定項目を検索できます。キーワードを入力するとオプションダイアログ内に該当する設定項目を一覧表示され、確認できます。

オプション検索

検索フィルターによるツリーの検索

フィーチャー数の多い部品や構成部品の多いアセンブリで、ツリー上のフィーチャーや構成部品を検索できます。ツリーが長くなった複雑な構成のファイルでも必要な要素に素早くアクセスできます。

ツリー上部にある検索フィルターを用いてモデル内のフィーチャーや構成部品などを検索

各種作業の補助

アイテムの表示

キーボード「Q」キーを押すと非表示状態にある参照ジオメトリを一時的に表示できます。ツリーから探したり、参照ジオメトリの表示設定を切り替えたりせずに素早く選択できます。

アイテムの表示

構成部品のトライアド移動

アセンブリ内の構成部品を選択すると構成部品を移動・回転させるトライアドが自動的に表示され、トライアドを使用した正確な移動・回転ができます。キーボード「Ctrl」キーを押しながらドラッグすることで、選択構成部品を指定した方向に沿ってコピーもできます。

トライアド移動

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SOLIDWORKSの機能・オプション

主な内容

  • 表示切り替え・変更
  • 各種作業の補助
  • データ利用