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代表的なPDM・PLM製品の特長と、製品選定のステップ
このページでは、代表的なPDM・PLM製品の特長と、製品選定時に検討すべき項目および選定のステップをご紹介します。
各製品は、それぞれカバーする業務範囲、機能、規模感、ライセンス体系などさまざまで、特長が異なります。例えば、製品ライフサイクル全般に渡って情報管理ができるPLMや、特定のCADデータ管理を得意とするPDMまでありますが、何を実現したいか、どんな効果を目指したいか、自社の課題・実現したいこと・DXの目的によって、最適な製品を選定し導入を進めることが重要です。ご要望に対しどの製品であれば対応できるかを簡単に確認できるシミュレーターもご用意していますので、ぜひご確認ください。
そもそもPLMとは? PLMにより企業全体で製品情報を共有・活用することでなぜDX実現につながるのか? 導入の効果・メリット・進め方は次のページをご参照ください。
PLMとは? 製造業DX実現に向けて、導入の効果・メリット・進め方を解説
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代表的なPDM・PLM製品の特長
下図に代表的なPDM・PLM製品がカバーする領域と簡単な特長を記載します。各製品の紹介ページもご確認ください。
PDM・PLM製品選定のステップ
このような特長を持つ各製品の選定に当たっては、いくつか基準となる検討事項があります。
ここでは検討事項と選定のステップを紹介します。自社の要望や状況に合わせて、次の三つのステップをぜひ確認してみてください。
STEP1:管理対象データの検討
PDM・PLMシステムで管理したい対象のデータにより、適した製品が異なります。代表的な管理対象データは次のとおりです。
CADデータ (3D CAD・2D CADなどの生データ) | CADの生データとの属性連携、3Dの参照関係管理など、CAD管理特有の機能が必要となります。世の中には多くの種類のCADが存在しており、製品により管理できるCADの種類も変わります |
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3Dビューデータ (CADのデータを軽量化したビューイング専用データ) | CAD利用者以外の承認者や他部署の利用者など向けに、CADがなくても3Dをビューイングできる機能が必要となります |
ドキュメント・図面 (OfficeやPDFなどの文書、図面などのデータ) | OfficeやPDFなどの一般的なドキュメント管理は多くのPDM・PLMで管理可能です |
EBOM (製品構成を表す部品表データ) | EBOMの品目と構成を管理できる機能が必要となり、中にはCADデータと連携可能な製品もあります |
xBOM (製造のためのMBOM、サービスのためのSBOMなど 目的別の部品表データ) | EBOMを元にしたMBOMやSBOMの作成・管理など、生産・サービスなど後工程での利用を目的とした機能が必要となります。 |
BOP (製造工程を表すBill of Processデータ) | 製造工程として、製品の組み立てや加工の工程、手順、設備などの情報を管理する機能が必要となります |
プロジェクト (製品開発プロジェクトなどのスケジュール、 リソース、成果物などのデータ) | プロジェクトの計画を作成し、その中にタスク、リソース、成果物などを管理、BOMなどの情報と関連付けて管理する機能が必要となります |
管理対象データにより、対応しているPDM・PLM製品は異なります。次の絞り込みで管理対象データを選択いただくことで、そのデータを管理可能な製品を確認できます。
上記はあくまでも標準機能で管理可能な製品の絞り込みであり、カスタマイズや他製品との組み合わせで管理が実現できることもあります。また、各製品で機能に違いがありますので、詳細はぜひ大塚商会にお問い合わせください。
STEP2:対象業務と利用部門の検討
上記の管理対象データとも関係しますが、製品によって利用する部門の想定が異なります。PDMであれば技術・設計部門中心、PLMであればさらに製造・調達・サービス・営業など全社での利用を想定しているため、何の情報を管理したいかと合わせて、誰が利用したいかによって適した製品を検討する必要があります。
PLMシステムがカバーする主な対象業務と利用部門は次のとおりです。どの範囲での利用を想定しているか、確認してみてください。
- 設計(設計・開発・技術部門)
- 生産準備(生産技術部門)
- 調達(調達・資材・購買部門)
- 製造(製造・生産部門)
- サービス(サービス・保守部門)
- 営業(営業部門)
- その他
また、海外から利用したい場合は多言語対応しているかどうか、協力会社など社外にも利用してもらいたい場合はライセンス規約やセキュリティ要件を満たすか、などの確認も必要です。
STEP3:システム構成やライセンスなどの要件の検討
製品によって対応できるシステム構成やライセンスの考え方も異なります。一般に非機能要件とよばれる、次のポイントを考慮する必要があります。
- オンプレミスorクラウド(IaaS)でのサーバー構築orクラウド(SaaS)利用?
- 海外など複数拠点で利用する場合は、サーバーのレプリケーション構成が組めるか?
- クライアントサーバーシステムか、Webシステムか?
- 他システムとの連携性は?
- 想定する利用人数、データ量などの運用に耐えられるシステムか?
- アクセス制御、セキュリティパッチの適用、ユーザー管理、などセキュリティ要件を満たせるか?
- ライセンス体系はネームドライセンスorサーバーライセンス? サブスクリプションor永久ライセンス? など想定する利用方法に適しているか?
- ライセンスや構築にかかる費用感は?
そのほかにも実績、バージョンアップ頻度、操作性、などなど挙げればまだまだ考慮・検討すべき事項はあります。自社でこれらの情報を集めて検討を進め、選定することは大変な労力を要します。
大塚商会は複数製品を取り扱うマルチベンダーとして、製品の情報提供やデモンストレーション、お客様の現状やご要件の確認、最適な製品のアドバイスなど、製品選定のお手伝いができますのでお気軽にご相談ください。
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