【セミナーレポート】ここからBIM/CIMを始めよう －AEC Collectionスタートガイド－

Civil 3Dを中心にAutoCADからAEC Collectionへのステップアップ方法や活用方法をご紹介

Autodesk Architecture、Engineering ＆Construction Collection（以下、AEC Collection）は、建設業向けのソリューションパッケージです。設計だけでなく幅広い業務で使用できるソフトウェアが含まれています。本セミナーで紹介されたAutoCADからAEC Collectionへのステップアップ方法や活用方法をレポートします。

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セミナー資料には、本レポートでご紹介しきれなかった内容もまとめられています。フォームよりお気軽にお申込みください（無料）。

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1．BIM/CIMについて

BIM/CIMとは、建設事業で取り扱う情報をデジタル化し、建設生産・管理システムを効率化しようとする取り組みのことです。令和5年度より国土交通省が発注する業務・工事で、BIM/CIM活用が原則化されました。また、都道府県においてもBIM/CIM関連の要領策定や、BIM/CIM対応案件数も増加傾向にあります。

これまでのCADを使用した作業手順では、関係者間で協議をした後、頭の中で形を考え、仕様を決めながら、図面に起こし、数量を拾う必要があります。図面や数量計算書はバラバラに作られているので、一度ミスが発覚すれば、作図や数量計算の作業を一からやり直す必要があります。

BIM/CIMを活用した作業手順では、関係者間で協議をした後、コンピューター上で3Dの形状を再現します。3Dモデルから2D図面や数量表が自動で作成されます。3Dモデルによって情報が視覚的に伝わるため、設計段階でのミスや関係者間での齟齬に早く気づきやすくなり、手戻りの減少が期待できます。このようにBIM/CIM化は設計者にとって大きなメリットがあります。

2．AutoCAD、AutoCAD LTユーザー様でも始めやすいBIM/CIMツール「Civil 3D」

BIM/CIMに対応するために、オートデスクが提供しているBIM/CIMソリューションパッケージがAEC Collectionです。AEC Collectionの中には、次のソフトウェアが含まれています。

Autodesk Docs2D図面や3Dモデルを含む、さまざまなデータを保存し活用できるクラウド上のデータ環境
Civil 3D、Revit、AutoCAD多種多様なBIM/CIM データの作成が可能
ReCap点群データの活用が可能
InfraWorks、Navisworks、TwinmotionBIM/CIMデータや点群を統合し、活用が可能

AEC Collectionに含まれるCivil 3Dは、AutoCADベースのソリューションで慣れ親しんだAutoCADの延長線上でBIM/CIMデータの作成、作図、数量計算などが行えます。

Civil 3Dでは、3Dモデルから2D図面や数量表を自動で作成できます。また、3Dモデルを修正すると図面や数量も自動で更新されるため、3D、2D、数量の情報が自動で整合することで、業務効率化を実現できます。

セミナーでは、AutoCAD LTとCivil 3Dによる作業時間や費用の比較が紹介されました。延長800m、50断面の作図が必要な道路設計の例でしたが、中でも作図枚数の多い横断図では、Civil 3Dによって大幅な時間短縮につながっていました。この検証結果の数値は、ぜひ資料にてご確認ください。

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3．AEC Collectionの強みと活用方法

AEC Collectionには、Civil 3D以外にも多くのソフトウェアが含まれており、セミナーではその特徴や活用事例が紹介されました。

InfraWorks、Navisworks複数形式のデータ統合、干渉チェック、施工ステップ、日照検討など各種シミュレーションが行える
Twinmotionより高品質なビジュアライゼーションを実現。AEC Collectionのサブスクリプションに含まれ、追加費用なしで使用できる
Autodesk Docs点群を含むさまざまな2D / 3Dデータをクラウド上で共有できる。ブラウザーで閲覧でき、容量無制限、バージョン間の変更点の表示、朱書きや寸法計測なども可能
DynamoCivil 3DとRevitに標準搭載されているDynamoでは、ビジュアルプログラミングによる作業の自動化が実現可能

4．まとめ

  • 国や自治体がBIM/CIMの取り組みを進めている。
  • BIM/CIMにより、業務効率化／若手の技術力向上につながる
  • AEC Collectionだからできることは、三つ！
    1．AutoCAD、AutoCAD LTユーザーでも始めやすいBIM/CIMツール「Civil 3D」
    2．他社データも含めたデータ統合と、ビジュアライゼーション
    3．クラウド上の共通データ環境（CDE）

多彩なツールが含まれるAEC Collectionを活用して、ぜひBIM/CIMを始めてみてはいかがでしょうか。

アンケートでのお客様コメント

  • 今後ますますBIMCIMを活用していく箇所が多くなると思いますので、基礎知識を知る機会ができ、短い時間でしたが理解しやすく、今後に生かしていきたいと思います。
  • AEC Collectionの導入に向けて現在情報収集をしており、ソフトの特性など内容について大変参考になりました。
  • 独学で覚えてきたことが多かったので、あらためてセミナーを受講できてよかった。
  • 導入のためのセミナーとしては短時間で簡潔な内容であったのでよかったと思います。

BIM/CIM導入を成功に導く、人材育成と実務支援をトータルサポート

建設業のデジタル化が加速する今、BIM/CIMの導入は必須の取り組みとなっています。しかし、デジタルツールや技術の導入だけではその効果は得られません。成功の鍵を握るのは、それを活用できる「人材」と「運用体制」です。

大塚商会は、BIM/CIMやi-Constructionの対応を始めるお客様に向けて、導入提案、立ち上げ時の教育、実践的な運用支援、受託開発サービス、テレホンサポート・リモートサポートなどトータルな支援メニューをご提供しています。BIM/CIMに関する無料相談会も行っていますので、お気軽に大塚商会にお問い合わせください。

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ここからBIM CIMを始めよう －AEC Collection スタートガイド－

主な内容

  • 設計者にとってのBIM/CIMの利点は？
  • AEC Collection 概要
  • AEC Collection 活用例

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