Autodesk Inventor ダイナミックシミュレーション

ダイナミックシミュレーションはAutodesk Inventorに完全統合された機構解析ソフトウェアです。Inventorで作成したアセンブリ条件をそのまま利用し、簡単に動きの解析を行えます。

計算結果として位置、速度、加速度、反力、軌跡などのデータを得られ、Inventor Simulationにジョイント反力を転送して構造解析を行うこともできます。

ジョイントの自動作成

Inventorのアセンブリ拘束がジョイントに自動的に変換されるため、わずらわしいジョイントの作成に悩む必要がありません。

各パーツに関連付けられている物理的プロパティ(質量、慣性、重心の位置)も自動で利用できるため、Inventorでアセンブリモデルが完成したら、動き(力、駆動拘束)の定義をするだけで、すぐに機構解析を実行できます。

豊富な機構要素

ダイナミックシミュレーションには標準ジョイント以外の機構要素も充実しており、Inventorのアセンブリ拘束条件だけでは設定できない複雑な動きを定義できます。ジョイント以外にもバネやダンパの設定、接触の設定なども定義できます。

自由な駆動条件

ジョイントの自由度に定義する動きの条件(駆動拘束)は変位、速度、加速度で定義します。等速運動のほか、グラフを使って自由に動きを定義することができます。

解析結果の可視化

計算結果をアニメーションで確認できるほか、変位、速度、加速度などの値をプロット表示してグラフでご確認いただけます。

また機構を動かすの必要な動力の大きさやジョイントに発生する反力などのデータもグラフ化できます。

機構解析と構造解析の連動

ダイナミックシミュレーションでは機構解析の結果を基にジョイントに発生する反力を抽出し、Inventor Simulationの機能を利用して部品の応力解析できます。

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