3次元モデルから効率的に図面を作成 SOLIDWORKSの図面作成

3次元CADでも素早く2次元図面を作成できます

「SOLIDWORKSは3次元CADだから図面作成機能が頼りない」「2次元図面は2次元CADの方が描きやすい」このようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

SOLIDWORKSには3次元モデルを基にした効率的な図面作成や寸法・記号の追加により簡単に2次元図面を作成できます。

この記事を詳しく解説した資料があります

正確かつ分かりやすい寸法の追加

寸法は図面の読み手に配慮して、正確にそして分かりやすく記入する必要があります。SOLIDWORKSでは少ないマウス操作で寸法を追加できる機能を備えています。

寸法セレクターとラピッド寸法

要素を選択時にカーソル付近に表示される「寸法セレクター」。寸法セレクターの上下・左右・斜め配置方向を指定すると、寸法が重ならないよう設定された間隔を空けて自動配置されます。

自動寸法

水平・垂直方向の基準位置を指定するだけで、図面ビュー内の各要素に対して自動で寸法を追加。多数の寸法があっても一括で追加できます。

寸法パレット

寸法パレットとは、寸法の挿入・選択時に表示されるロールバーボタンにカーソルを合わせると表示され、公差、精度、スタイル、テキストなどの変更や自動整列を行えます。

そのほかの寸法追加の方法

幾何公差ASME Y14.5-2009版の真位置幾何表示をサポート。引き出し線を用いた表示や既存の寸法値に添付する形で幾何公差記号を配置
データム記号/データムターゲット図面ビューのエッジや幾何公差、注記などにデータム記号を添付。データム位置を示す記号をモデル面やエッジに追加
注記図面上に任意のテキストや番号、記号などを追加した注記を追加
表面粗さ部品面の仕上がり状態を表す表面粗さ記号。モデルエッジへ直接添付、または引き出し線を用いて任意の位置に記号を追加
溶接記号JIS、ANSI、GOST、ISO規格の溶接記号ライブラリをサポート。溶接記号、各種溶接の条件を設定して部位に応じた溶接記号を定義
中心線/中心マーク円/円弧、または全ての穴、フィレット、スロット部分に中心マークを追加。平行、または平行でない二つのエッジ、スケッチ、面等を対象に中心線を追加
バルーン部品表とリンクした番号や任意のテキスト情報、その他プロパティ情報などを表示するバルーン記号を追加
部品表アセンブリを構成する部品をリスト表示し、個数や名前、その他プロパティ情報を表示するテーブルを作成

DimXpertアノテートアイテムを利用した寸法追加

SOLIDWORKSで寸法を追加する方法は、上記でご紹介した方法以外にも3次元モデル上のDimXpertアノテートアイテム(PMI:製造情報)をインポートする方法があります。

SOLIDWORKS製品によるPMIの活用

双方向に設計変更を反映

SOLIDWORKSの図面と3次元モデルには相関関係があり、双方向に変更を反映させる性質を持ちます。部品モデルを変更するだけでアセンブリや図面へ自動的に変更が反映されるので、設計変更にも迅速に、かつ正確に対応できます。

3次元モデルを基にした図面ビュー

3次元モデルを用いて各方向からモデル形状を投影した図面ビューを作成できます。各種コマンドを使用するとさまざまなタイプの図面ビューを作成できます。

  • モデルビュー作成:モデルを任意の方向へ投影した図面ビューを作成

  • 断面図

  • ビューのトリミング

  • 詳細図

  • 補助図

  • 分解図

  • 代替位置ビュー

さらに詳しく知りたい方へ無料資料請求

本トピックスでご紹介しきれなかった内容を資料にまとめています。もちろん無料! ぜひ情報収集や検討資料としてお役立てください。

SOLIDWORKSの図面作成機能

主な内容

  • 図面ビューの作成
  • 寸法追加
  • 各種アノテートアイテムの追加

お知らせ

もっと詳しく学べるチャンス! 研修・講習のお知らせ