SOLIDWORKS永久ライセンスに3DEXPERIENCEプラットフォームがバンドル

2023年10月、新しいSOLIDWORKSが始まる!

2023年2月、米国ナッシュビルで行われた3DEXPERIENCE WORLD 2023では、「SOLIDWORKS永久ライセンスに3DEXPERIENCEプラットフォームバンドルがバンドルされる」ことが発表されました。また、日本国内では、同年10月から正式にリリースされることが決まりました。

バンドルされる3DEXPERIENCEプラットフォームの詳細をご紹介します。

3DEXPERIENCEプラットフォームとは

SOLIDWORKS永久ライセンスに3DEXPERIENCEプラットフォームがバンドルされるのなら、活用しない手はありません。

では、3DEXPERIENCEプラットフォームで何ができるのでしょうか? SOLIDWORKSユーザーにとっての利点は大きく二つあります。

CADデータをクラウドに保存

クラウド上に用意された安全なプラットフォームでCADデータを管理できるようになります。リビジョン管理/排他制御もでき、検索性も向上します。クラウドなのでサーバー購入・メンテナンスも不要!

関係者とのコラボレーション

3Dデータと連動した作業依頼/進捗管理/課題管理が可能になります。いつでもどこからでも3Dデータにアクセスでき、社内外のものづくりに関わる関係者との共有がスムーズに!

このように、3DEXPERIENCEプラットフォームは、設計にとどまらず、製造、マーケティング、営業、ものづくりに関わる全ての人とのコラボレーションを加速する機能を搭載した新しい設計・開発環境です。

3DEXPERIENCE Platformとは何か

バンドルされる製品

現在も販売されている三つの製品がバンドルされます。

Collaborative Designer for SOLIDWORKS

デスクトップ版SOLIDWORKSを3DEXPERIENCEプラットフォームに接続するための製品です。SOLIDWORKSデスクトップのデータを3DEXPERIENCEプラットフォームに保存した後は、SOLIDWORKSのタスクパネルで3DEXPERIENCEプラットフォーム上のコンテンツを表示・管理できます。

SOLIDWORKSから3DEXPERIENCE Platformへの接続方法

Collaborative Industry Innovator

Collaborative Industry Innovatorは、データを管理するための環境です。リアルタイムで安全かつ体系的なコラボレーションと製品データのライフサイクル管理を可能にします。

3DSpaceコンテンツを格納、共有、管理アクセス権の制御によるセキュアな共有コンテンツの属性、履歴、確認
Collaborative Tasksタスク割り当てと進捗管理・確認To-Doリスト、プロジェクトリスト管理成果物、関連コンテンツ、プロジェクトの追加
Collaborative Lifecycleコンテンツのライフサイクルを管理コンテンツのリビジョンや完成度などを管理新規リビジョン・ブランチの作成
Relationsコンテンツ間の参照関係を可視化部品とアセンブリの関係を明瞭化
3D Markup断面、測定、比較による構造のレビュー矢印やテキストを用いた作業指示など問題レポートの作成とタスク割り当て
Compare二つのコンテンツを比較構造およびリビジョンの違いを表示3Dデータの形状の違いを可視化

コラボレーション機能「Collaborative Industry Innovator」とは

3DSwymer

コラボレーション環境およびデータ共有機能がSOLIDWORKSユーザーにも提供され、製品イノベーションが期待できます。

3DDashboard必要な情報を一つの画面に集約し、表示マイダッシュボードで必要な情報を表示チームダッシュボードでメンバーと共有
3DSwym専門知識、経験、ナレッジやスキルを共有チャット、音声、画面共有が可能。アンケートやアイデアの集約
3DDriveファイル共有のためのクラウドスペース設定したPCフォルダ内にあるデータを同期3DDrive内データはメンバーと共有