小ロット生産から最終製品の大量製造まで対応可能な超高速・高精細造形。(システム価格:約5,000万円~)
3Dプリンターで備える! 今、考えておくべき「ものづくり現場のBCP対策」
アイデア次第。もしもに備えて3Dプリンターの活用を考えよう
新型コロナウイルスの影響で、これまで以上に浮き彫りになった製造産業の課題(サプライチェーン、事業継続性、緊急対応、働き方改革)。
3Dプリンターでフェイスシールドやマスクを作成しているというニュースが話題になったように、こうした非常時はアイデア次第で3Dプリンターが役に立つかもしれません。もしものときに備え「ものづくりを止めない」対策を3Dプリンターで始めませんか?
非常時に役立つ! 3Dプリンター活用
世界的なサプライチェーンの機能不全により、部材が手に入らず製造現場に影響が出たということもあったのではないでしょうか。一方、3D CADと3Dプリンターを使っていた会社はコロナ禍での3Dプリンターによる「緊急製造」で、平常時と同じもしくはそれに近い対応ができたといいます。
非常時に役立つ活用例:実部品・実製品
非常時に役立つ活用例:治工具
非常時に役立つ活用例:簡易金型
非常時に役立つ活用例:いざというときの必需品
3Dプリンターがあれば、「ほしいとき」にすぐに対応でき、さらには軽量化によるコスト削減、作業性向上、内製化による開発期間、生産期間の短縮多品種少量生産、部品点数削減などにも効果を発揮します。
もしもの備えは、ものづくりプロセスの変革に直結
一つの部品であってもアイデアと3D CADと3Dプリンターがあれば「すぐ試して改良しながら使う」という運用を積み重ねるうち、おのずと 「単なるツールの置き換えとしての3Dプリンター」ではなく、非常時にも動じない「ものづくり全体の工程改善・効率化」につながります。
「3Dプリンターで備えるBCP対策」オススメ3Dプリンター
HP Jet Fusionシリーズ
F123シリーズ
治工具・実部品の作成に。ネイティブCADデータの読み込みが可能なFDM 3Dプリンター。(本体価格:148万円~)
Markシリーズ
治工具・部品製造用に開発された、カーボンコンポジット3Dプリンター。(本体価格:75万円~)
UltiMaker Sシリーズ
幅広い利用用途に対応! 管理も簡単、気軽に使えるFDM 3Dプリンター。(本体価格:33.98万円~)
3Dプリンターは試作用から実用に
これまで、試作を目的として使われることが多かった3Dプリンター。これからは、実製品・実部品など「実用」としての使い方がもっと増えてくるでしょう。
既存製品に対する「製造、時間コスト」の改善だけでなく、3Dプリンターを活用した新たな製品開発、工程改善、リスク対策など3Dプリンターを活用し、いかに「変われるか」がこれからのものづくりの大きな強みになるのではないでしょうか。