建築設計において、環境4要素(注1)の一つである「音」は、快適な空間づくりや法令遵守のために重要な役割を果たします。「音の解析も少し実施してみたい」といったお客様が増えており、音のどのような部分で設計に反映させたいのかを聞く機会が増えてきました。
法令遵守
建築基準法では、建築物の用途や規模に応じて、室内外の騒音レベルに関する基準が定められています。騒音規制法においても、工場や事業場から発生する騒音について規制が設けられています。音響解析を設計初期段階から取り入れることで、設計変更ややり直しを減らし、効率的に設計を進められます。
快適な音響環境の実現
室内外の騒音や防音レベルを把握し、適切な遮音・吸音対策を講じることで、快適な音響環境を実現することができます。また、音の反射などをうまく活用して、コンサートホールや劇場などにおいては「音の調和」についても検討することができます。
- (注1)環境4要素:音、光、熱、空気