Vectorworks Spotlightでステージを作る

Vectorworks Spotlightに搭載された器具配置、トラス、カスタムステージ、フォーカス指定などの専用機能を使いながら、ステージを作成してみましょう。

Vectorworks Spotlightとは

Vectorworks Spotlightとは、Vectorworksの基本機能をベースに舞台照明やステージライティングといった照明業界、大道具業界、音響業界向けの専用機能を搭載したエンタテインメント業界向けの専用製品です。各種メーカー製のトラスや照明機材、音響機器などの豊富なデータライブラリが搭載されています。

3,000以上の照明機材の搭載

国内メーカーをはじめ、世界中で使われている3,000種類以上の照明器具(Lighting Device)を搭載。器具名・明るさ(ワット数)・重量・照射角度・フィールド角度があらかじめ設定され、吊りポジション・アドレス・カラー番号情報なども自由に追加できます。

2D図面(仕込図)に必要な情報はラベル機能で表示・非表示が設定でき、使用している機材を器具一覧表で自動集計できます。

照明業界向け専用機能

照明器具などの吊り元には、パイプやラダーの「照明バトン」ツールや直線や曲線で作図できる「トラスツール」が役立ちます。さらにフックの荷重や電源、配線情報を設定できる「ホイストツール」も搭載しています。

「トラス配置ツール」を使用することで、自動連結モードやガイド表示によって、よりトラスが作図しやすくなりました。

大道具業界向け専用機能

ステージ設営などに役立つ機能が「ポータブルステージ」ツールをはじめとするステージ計画ツールです。

平台や箱馬の役割となるようなものやさまざまな形状のステージが作成でき、脚や柵(手すり)も細かく設定できます。スロープの上部と下部の高さを設定することで、高さの違うステージへのスロープも作成可能です。

音響業界向け専用機能

ヤマハ、L-ACOUSTICS、Meyer Soundなど国内外で使われているスピーカーメーカーのシンボルオブジェクトを1,000種類以上搭載。コンサートでは不可欠となるピアノ、オーケストラ楽器をはじめ、ライブで使用するドラムセットや照明、音響の制御卓のライブラリも多数収録。

イベント空間のゾーンを区切るためのメタルフェンスや防護柵などは、野外フェスのイメージパースの作成時にも活用できます。

ビジュアライザーとの連携

Vectorworksで作成した3DモデルをDXF、C4D、3DSなどに変換することで、照明業界などで使用されている各種ビジュアライザー(照明シミュレーションソフト)で利用できます。

Visionへ取り出す際には、専用コマンド「Visionへ送信」またはESCで取り出すことができ、3Dの形状だけでなく照明機材のフォーカス方向、シャッター、Gobo情報も含めた高い互換性でデータを活用できます。MVR(GDTF)のサポートにより、ビジュアライザーやコンソールとの連携が可能です。

Vectorworks Spotlightであなただけのステージを作ろう

Vectorworks Spotlightの専用機能を使いながらステージを作ってみましょう! 作り方の流れをPDFにまとめています。無料ですのでお気軽にお申し込みください。

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