Dynamo 実践支援サービス

お客様の業務内容に合わせたDynamoプログラム作成をサポート

Dynamoは非常に便利なツールですが、自由度が高い分、自社の業務や環境・運用方法にぴったり合ったプログラムを一から作成するのは時間がかかります。また、自動化・効率化の要望はあっても、それが技術的に可能なのか判断するにもある程度知識や経験が必要です。

「Dynamo実践支援サービス」では、お客様の設計業務に合わせ、ご要望に応じた実用的なDynamoサンプルプログラムを大塚商会が作成します。サンプルプログラムを通じDynamoで自動化が可能な作業を顕在化することで、お客様の具体的な業務の効率化を図れます。

Dynamoとは?

Autodesk RevitやCivil 3Dに標準搭載されている「Dynamo(ダイナモ)」は、オートデスクが開発したビジュアルプログラミングツールです。図形を組み合わせるように、画面上でノードをつないでプログラムを作成できるため、プログラミング知識がなくても直感的に操作できます。設計の反復作業の自動化や複雑なモデルの作成など、さまざまな作業を効率化でき、お客様の業務に合わせたオリジナルツールを作成できる点が魅力の一つです。

Dynamo 実践支援サービスの流れ

Dynamo実践支援サービスの具体的な支援方法とサポートの流れをご紹介します。

  1. 要件のヒアリング

    お客様:インプットデータ、アウトプットデータをご準備いただきます。
    大塚商会:要件をヒアリングさせていただきます。

  2. Dynamoサンプル作成

    大塚商会:ヒアリング結果に基づいてDynamoサンプルを作成します。

  3. レビュー

    お客様:Dynamoサンプルをご確認いただきます。
    大塚商会:課題や質問事項を洗い出しを行います。

  4. Dynamoサンプル修正

    大塚商会:Dynamoサンプルを修正します。

  • * レビューとDynamoサンプル修正を繰り返し、ワーキンググループ活動を行います。

まず、お客様はDynamoで実現したい内容のインプットとアウトプットをご準備いただきます。大塚商会のエンジニアが要件をヒアリングし、サンプルプログラムを作成します。その後は、プログラムの完成度を高めるために検討を繰り返します。多くのお客様はワーキンググループ体制を構築し、定期的な活動と位置付けています。1回あたり約2時間の打ち合わせを行い、プログラムの規模や難易度に応じて頻度や回数を調整します。打ち合わせでは、プログラムの課題や追加要望、質問事項を洗い出し、次回の打ち合わせまでに大塚商会でプログラムの修正を行います。

ワーキンググループ活動の終了後もお客様ご自身がプログラムをさらに改良・発展できるように、プログラムの内容についての説明会をご要望に応じて実施します。

Dynamo 実践支援サービスの支援方法

Dynamo 実践支援サービスの進め方は、先述した「ワーキンググループ活動形式」、それ以外にも「質疑表形式」、「即組形式」でも対応可能です。

ワーキンググループ形式

プログラムの課題や追加要望、質問をその場で大塚商会のエンジニアに伝えます。その後、当社にてご要望に応じたサンプルプログラムを作成します。

質疑表形式

質疑表形式は、お客様が作成したプログラム、もしくは大塚商会が作成したサンプルプログラムで、分からない部分を質疑表で質問・回答します。質疑表という履歴が残るため、お客様のナレッジ・ノウハウとして残せます。

即組形式

即組形式は、お客様のPC画面を共有いただきながら、その場で作成支援やアドバイスを実施します。

Dynamo 実践支援サービスの事例

Dynamo実践支援サービスで対応した事例をご紹介します。次の事例から似たようなお困りごとがありましたらご相談ください。

Revit編

BIMテンプレート効率化Revitテンプレート作成業務の一部として、プロパティ設定の効率化
構造情報設定効率化構造柱、構造フレームの位置情報を通り芯やレベルから自動設定
スリーブ自動配置梁とダクトの交点を算出しスリーブを自動配置

スリーブ自動配置事例を見る

2次元図面の3次元化2次元図面データをもとに3次元の壁・柱・梁を作成

2次元図面の3次元化事例を見る

ビューの作成効率化部屋の大きさに合わせた3Dビューを作成し、通り芯から断面図ビューを作成
曲線へのファミリ配置配置が難しい曲面に対して、ファミリを連続的に配置
ブレース配置効率化構造フレームの位置関係からブレースを自動配置
タグ配置効率化各種タグの一括配置・設定変更
スペースごとの情報管理スペースや部屋ごとに設備部材をExcel出力し集計
干渉チェック躯体とエレベータの干渉チェック・ファミリの差し替え処理
データベース連携データベースから情報を取得し、Revitモデルのパラメータ設定・配置検討
ファミリ作成効率化Excelのパラメータ表から情報を取得し、数百点の照明器具ファミリを効率的に作成
位置決め検討各部屋からエレベータまでの距離を算定し、エレベータの位置決めを検討
躯体数量算出躯体拾い出し・集計作業の効率化
土木3次元モデル作図効率化Excelと連携し、土木構造物の3次元モデル作成を効率化
配筋作成効率化Excelの入力情報をもとにボックスカルバートに自動配筋
点群データからモデル作成点群データをもとにRevitモデルを作成し、Excelからパラメータを割り当て

Civil 3D編

枕木配置検討コリドーの線形に従い、枕木ブロックを配置
AutoCADダイナミックブロック作成AutoCADのダイナミックブロックを利用して橋梁モデルを作成
2次元図面の3次元化2次元地下埋設管の3次元化検討・干渉チェック
河川横断図情報出力河川縦横断データからExcel帳票を作成
柱状図作図検討Excel帳票からボーリング情報を取得し柱状図を作成
電線共同溝作図検討電線共同溝モデル作成の効率化
最短経路探索グラフアルゴリズムを使った最短経路検討

さらに詳しく知りたい方へ無料資料ダウンロード

本サービスの詳しい情報を資料にまとめています。もちろん無料!ぜひお役立てください。

Dynamo 実践支援サービス

主な内容

  • Dynamoとは?
  • Dynamoで業務効率化
  • 利用パターン例

資料ダウンロードお申し込み

Dynamoのデメリット、ビジュアルプログラミングは限界もある?

Dynamoにも不得手があるカスタマイズで解決

Dynamoは通常のAPIなどと比べると、コントロールできる機能に制限があり、動作の応答性(処理速度)も劣ります。運用規模を広げたい場合や、利用者から応答性で不満が出た場合は、APIを使用した「カスタマイズ(開発)」を視野に入れご検討ください。

大塚商会ではRevitやCivil3Dを使用した「システム開発/カスタマイズサービス」の請負業務も展開しています。

システム開発/カスタマイズサービス

まずはDynamo スタートアップサービスからはじめよう

大塚商会ではDynamoをこれから始めたい、使ってみたいという方向けに、ぴったりの「Dynamo スタートアップサービス」を準備しています。実践手法サービスを受ける前に、スタートアップサービスをご利用ください。

Dynamo スタートアップサービス

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